5時半起床、昨日の残りの豆腐コロッケを卵とじにして弁当に詰める。もうずいぶんと涼しい気候なので悪くはならないだろう。残った飯と納豆で朝食。洗濯物を干して風呂を洗い、夕食分の米を研いで炊飯器のセットをする。早起きしたのでまだ時間が余る。いつもは唯の世話でいかに時間をかけているかが分かる。しみじみと茶を飲む。

学校はまたもコーチングスタッフの来校で忙しい。授業見学と反省会で空き時間が全くなくなってしまった。しかしK澤先生の日本史は郷土史を織り交ぜたもので、大変参考になった。地元の故事来歴を調べ歩くというのは好きでないとなかなかできないものだが、上手く資料化できれば生徒達は身近な話題だけに強い興味を示す。俺の専門は世界史だが、やはり生徒にとって身近に感じられる切り口を探してくる工夫は必要だろう。

部活は北部水泳場の日。温水プール練習の時は放課後に仕事をすることができないので、今日のように日中の空き時間が全くなかった日は作業がはかどらない。しかし北部は部員達に勝手に行かせられる距離でもないので引率はやむを得ない。別の日にしわ寄せがいくのも仕方ないだろう。

帰ってA子が俺の実家からもらってきたおでんで夕食。唯はもう食べて風呂も済ませてあった。眠そうだったので早めに風呂に入れたということだったが、俺を見て興奮したのかはしゃいでまだ当分寝そうにない。食事の後、部屋を暗くしてA子と2人で絵本の話を芝居形式で話して聞かせる。「まんが日本昔話」みたいだ。しかし俺達は案外昔話のストーリーを初めから終わりまできちんと分かっていないことに気づく。頭では知っているつもりでもきちんと説明できないという、教員なりたての頃の苦労を思い出す。