大会当日。実行委員なので開場に間に合うよう行かねばならず、6時と早朝に出発。唯も起きて見送ってくれる。コンビニで買ったお握りを会場の駐車場で食べる。

計時主任として大会運営に関わりながらだったので部員の泳ぎをきちんとチェックし切れなかったが、歯科矯正の入院で欠席棄権した1名を除き他全てが出場・完泳して記録を残し、個人12種目リレー2種目のうち、ラップタイムにおける記録も含めて延べ15個の個人記録更新がなされた。厳しい練習を耐え抜いてきた成果だと大いに褒めてやりたい所だったが、残念ながら中学からの経験者2名が自己ベスト更新ならず。普段の練習で遅い者・フォームの悪い者中心にアドバイスやサークル設定をしすぎてきたと、指導者である俺が一番反省せねばならない。今後、シーズン最後の記録会ならびにオフシーズンのあり方についていろいろ伝えたいことが次々思いついてしまい、大会終了後の訓示はいつもの数倍長い時間かかって話をしてしまった。

部長を自宅まで送り届けて、学校に戻り荷台の毛布等を俺一人で片付ける。大会における記録チェックといい、部員にやらせるべきことを顧問の俺がやってしまいすぎるかとも思う。荷物降ろしの件は大会終了時点で保護者が迎えに来ていてわざわざ学校まで来させることもないかと思い、記録チェックの件は結局部員にやらせたのでは俺が満足しないのだと長年の経験で結論付けた。部員達への訓辞でも話したが、つまりは俺が一番記録にこだわり、メニューにこだわり、成果を上げることを考えていて、部員達は今年のごく真面目な連中であってもまだ目の前に並べられた課題をやらされている段階に過ぎないのだ。いかに自主性を身につけさせるかという問題は、つまりは水泳に対してどれだけ価値を見出させるかにかかってくるだろう。

クタクタになって帰宅したが、母子は実家でのレッスンからまだ帰っていない。洗濯物を取り込み畳んで待つが、さすがに夕飯の準備をする気力はない。子供ができてから、「忙しい」「疲れた」を言い訳にしないと半ば意地になって家事を支えてきたが、あまり無理をするものでもないだろう。帰ってきたA子と相談して、近所のお好み焼き屋へ行く。グラスビールを2杯もらったらすっかり眠くなる。そのせいか、あるいは唯が落ち着きなく動き回るせいか、A子の機嫌悪し。今日くらい「お疲れ様」と気分よく酔わせてもらいたいのに。