A子が「産院での診察に付き合って、唯を見ていて欲しい」と頼むので、朝早めに学校へ行って副担にいろいろ依頼のメモを置いて、午前中年休の申請をして生徒登校時間前にまた戻る。今日は朝からひどい降り。朝食は、弁当を既に作ってしまっていたのでその残りの冷凍食品(イカ天ぷら)や冷蔵庫の残り物。A子は昨日のニンジンスープと菓子パン。唯にはトマトと大豆の煮物を具にしたオムレツを作ってやる。

診察は相変わらず凄い混雑の中、長時間待たされる。唯は同じくらいの子供に積極的にアプローチし、おもちゃを貸してあげようとしたりまた逆に取り上げようとする。自分だけの世界で遊びたがる幼児が多く見受けられる中、なかなか逞しさを感じるというのは親バカだろうか。診察の結果は受胎7週間、鼓動もはっきりして順調とのことでホッとする。

家に帰って母子にお好み焼きを作ってやり、俺は弁当を食す。何も食べられないと言っていたA子が、山芋と卵を多く入れたお好み焼きを美味しいといって食べてくれるので安心する。それにしてもお好み焼きはいくら油を多く引いても下に張り付いてしまってうまくひっくり返せない。これだけ料理の腕が上がったと自負する俺なのに情けない。

職場に戻って午後は成績等諸会議が続く。最後に教職員の倫理向上研修が行われ、「職場内の連帯意識が大切」と教頭が言うので思わず「職場の連帯を重視するなら自己評価制度をやめるべきだ」と発言する。例によって教頭は「それぞれは別個の問題で両立できる」ととぼけた回答。俺としてもこの管理職に何言っても建設的議論にならないと分かってはいるのだが。

帰って夕食は焼きうどん。午後に俺の両親が来て野菜をたくさん置いていったらしく、冷蔵庫がいっぱいだ。古い野菜からどんどん使っていこうと、ナスやシメジの煮つけなど明日朝食の準備もする。仕事と家事双方をギリギリ両立させている状態だが、正直言って家事に追われる方が息抜きがない分負担感は強い。世の亭主は「俺は外で疲れてんだ」と家で何もしないのが一般的な姿だとしたら、子供を抱えた配偶者が気の毒だと思うと同時に、少し羨ましくもある。