月曜は双方とも出勤なので揃って早起き。なかなか起きない唯を、ぐずるのを承知でオムツ換え始める。唯の世話をするといっても俺は朝のほんのわずかだが、A子はこの後実家へ運んで2時間かけて大学に行き、帰ってきて俺の両親と過ごすのだからなかなか気が休まらないだろう。今日は俺も遅くなるしA子も早めに唯を寝かしつけたいからとのことで、俺はこっちで一人過ごすことに。

テスト返却と合わせ授業の評価を各生徒にしてもらう。いつも思うことだが、生徒に評価をさせるといっても、よっぽどひどい授業か教師がなめられているのでなければ、大抵は皆「熱心で良い授業だ」と高評価をしてくれるものだ。これを鵜呑みにして「俺は素晴らしい教員だ」と悦に入っている者がいたらおめでたい。最近「若者の根拠のない有能感がプライドを肥大させ、他を見下す態度をとらせる」といった評論を読んだばかりだが、何も若者ばかりが肥大したプライドに絡め捕られているのではない。社会全体に「俺以外の奴はバカ」的な思考が蔓延しているように感じる。俺自身も、その思考的罠に陥りがちなことを認めなければならないだろう。

一人帰ってマグロ納豆巻きと鳥龍田揚げで夕食。缶酎ハイを2本空ける。昼の考えの続きをぼんやりと・・・。俺のプライドの犠牲になった生徒が、今まで何人いるだろう? ひょっとして年度末に部活をやめたあの4人こそ、その最たるものかもしれない。しかし卑屈になっていてもやはり生徒は教員を見限るのだ。尊大と柔弱、この仕事について以来いつまでも振り子のように揺れ続けている。