最近の唯は食事でも何でも嫌なものは頑として受け付けず、すぐに手で払いのけたり放り投げたりするので厄介だ。ご飯は何かにつけ嫌がるのに対し、お菓子や果物は泣いて欲しがるのも普通の子供らしくなったということだろうか。子育てに真面目なA子がストレスを溜めないことを祈る。昨夜は寝かしつけるのにさんざん苦労したせいか、出勤時間になっても唯は目を覚まさない。A子もこの後出かけなければならないので無理やり起こし、寝ぼけ眼の唯と別れを惜しんで出勤。

テスト問題を今日中に作って、できれば明日はA子と一緒に実家に泊まってやりたいと考えているので、仕事に集中する。勤務時間中は月曜の忙しい日課に加えいろいろ頼まれ仕事も入るので、放課後腰を落ち着けてテスト作成。瞬く間に時間は過ぎて、帰宅する頃には9時半を廻っている。一緒に残っていたU野先生とキーをセットして学校を後にする。前々任校時代はほぼ毎日のように最終帰宅者になっていて、校舎の施錠も慣れたものだったが、この学校に来てからは3年目で3度目の最終施錠だ。今日は母子がいないチャンスだからと仕事に集中しすぎた。独身時代が毎回当たり前のように遅くなって、仕事に淫していたとも言える。

コンビニで弁当を買って帰宅。発泡酒を飲むともう11時過ぎだ。世の父親は多くが仕事が忙しいから家庭のことは妻に任せているのだろうが、両方に主体的に関わってみると、好き嫌いを超えて圧倒的に家事、中でも育児が大変だということが身にしみて解る。俺は母子のいない間、仕事に専念することでリフレッシュできているのかもしれない。両方抱えつつ育児を一時も手放せないA子には本当に頭が下がる。そのうち、唯が乳房なくとも眠れるようになったら、夜も俺が面倒見るからね。