コタツで目覚める。二日酔いはそれほどでもないが、不自然な体勢で寝たため眠りが浅く疲れが残る。そろそろと起きてダイニングに向かうと、既に母子は起きていて2人で絵本を読んでいる。何か冷たい空気が流れていて、俺の介入を阻むかのようだ。もちろん唯はそんな自覚は無く、変わらぬ笑顔で接してくれるのだが。恐る恐る「昨日は済まなかった」と言うと、「あれから眠れなくなって2時過ぎまで起きていた」との返事。うわ、やっぱり怒ってるよ。午後からA子のピアノ練習のため必ず唯の面倒を見に戻ることを約束して出勤。

部活は市営プール。開場とともに施設内に入ったら誰か声をかけてきて、見るとH松H高校水泳部顧問の○○さん。我々と同様な弱小部員(5人)を引き連れて練習に来ているというので、今日は一緒に泳ごうと提案、俺の立てたメニューで廻すことになった。お陰で双方いつもよりは張り切った練習になり満足。やはりある程度人数がいた方が練習が盛り上がると実感。プールサイドで2人、目的意識の低い弱小部運営の難しさを語り合う。

部活後、学校で新学年の準備仕事をある程度こなして、昼をラーメン屋で食べた後アパートに戻る。これからA子は実家で明日に迫ったコンサートのためのピアノ練習、俺は唯を連れて子供病院に向かい、1ヶ月ほど前から腹や尻にできている湿疹のようなかぶれのような肌のかさつきを見てもらう。病院では幸い「たいしたこと無い」と診断され、薄くステロイドの入った塗り薬を渡され「これですぐ治る」との話に一安心。家で絵本を読んだり積み木で遊んだりしながらA子の帰りを待った。

甘食をあげたら際限なく欲しがり、もうじき夕ご飯だからとしまうと大泣きして要求する。ほとほと手を焼いているところへA子が帰宅し、おっぱいをあげたらころりと忘れてニコニコ顔になる。やはり母の力は偉大だ。シャケを焼いて味噌汁とともに夕食。唯は完全に俺達と同じ献立になった。ただ、一つのおわんにご飯もほぐしたシャケも一緒に入れて、味噌汁だけ別椀になっているが。つかまり歩き、押し歩きもどんどんスムーズになっており、移動が素早いため目が離せない。