今日はよく晴れた。冷やご飯と漬物を軽く食って、集合時間まで部屋の片づけをする。明日にA子の実家の者を招いて節句のお祝いをするので、テーブルなどを移動しておくのだ。俺は今日明日と学年の京都旅行でいないのだが。旅行の方は準備を若い先生方にすっかり整えてもらったので、せめてもとカメラ係を買って出ることにし、フィルムや電池の準備をする。

行きの車の中では早くも大宴会。総勢14名が運転手2人を除いてみんな飲み続ける。最近の宴会は飲めない人が増えている中で、これだけの規模で全員左党というのは珍しい。サービスエリアで用を足しながら、12時くらいに京都に入る。有名な「山頭火ラーメン」で昼食。流行の豚骨醤油だが、マイルドで癖のない味。しょっぱさが物足りないほどだ。学年主任のグループはここでもビールを注文している。

旅行の主賓である定年を迎えるS野先生のリクエストで、まずは円通寺。比叡山を借景にした庭園が有名とのことだが、狭く感じてそれほどでもない。まあ俺の審美眼の方を疑うべきだろうが。後水之尾天皇の隠遁生活の舞台になったことで有名な寺らしい。次は「見返り阿弥陀如来像」で有名な栄観堂禅林寺。名前の割には禅宗でなく浄土宗。と言っても創建されたのは平安期で真言系だったらしい。ここも庭が評判らしいが、映える季節は紅葉の頃のようで、今はちょっと寂しい。ご本尊の阿弥陀仏がなるほど横を向いているのが珍しい。次は予定していた六波羅密寺が拝観時間終了で、急遽霊山護国神社隣の高台寺にする。秀吉の正室ねねが隠居生活を送った所。特別拝観で秀吉・ねねの木像及び位牌が安置されている霊屋を見せてもらえる。ねねは76歳まで生きたとか、戦国の激変期を全て見切ったわけだね。

旅館に入りひと風呂浴びた後に宴会へ。すき焼き鍋がメイン。いい肉で、煮過ぎが気になるので頃合をみてどんどん勧める。ここでもビールを飲みすぎてしまう。酔っ払うわけではないが眠くなる。部屋に戻って布団に入っているとN尾さんが叩き起こしに来て外に連れ出される。皆で居酒屋に向かい二次会となるが、もう入らない。適当な所で同室三人(大人しい年配組)でホテルへ戻り、就寝。タバコも吸わない同室者で助かる。