もう体が慣れたのか、目覚ましに頼らず自然と6時前に目覚めることができる。もっとも、夜も10時頃には寝てしまっているので充分すぎるほど睡眠は取れている。母子を起こさぬよう朝食の準備・・・と思ったが、唯が起き出して結局俺が唯の世話、A子が朝食の用意。ソーセージエッグ、とろろ昆布の吸い物。弁当はシャケ。

M女子は今日は遅刻もせず登校している。欠点補習で呼ばれている教科の担当のところへすぐに行かせるが、注意をしても目も合わせなくなっている。それでも服装・頭髪は最低限度のルールを守っている状態。何より各教科の課題や提出物に全く無反応、今回のテストも白紙に近い状態なので、本当に進級する意欲を持っているのかどうか疑いたくなる。これまでに何度も「たとえ勉強が分からなくても、努力する姿勢を見せることが大事だ」と言い続けてきたが、どうしても通じないらしい。これ以上の無理強いは逆効果か。

サッカーの監督が急性盲腸炎で入院した。今は新人戦の県大会に向けたリーグ戦の真っ最中で、明日明後日は正に決戦の試合だ。俺は明後日の、決勝トーナメントに進んだ場合当たる確率が高い学校の試合をビデオ撮りする様頼まれているが、肝腎の本校の試合が手薄にならないか心配だ。副顧問に聞くと、本人は「当日は痛み止めでも何でも打って、這ってでも来る」と言っているらしいが、早く治したかったらやめるべきだろう。コーチもトレーナーもいるし、俺が気を揉むこともないか。

金曜の夜は一人。昼に俺の親が来たらしく、牛乳鍋の残りがある。暖めなおしてビールと共に頂く。A子は俺の親がアパートを訪れるのが重荷らしい。別に何を要求されるわけでもなく、ただ唯可愛さに来たいだけなのだが。そんなに気を使ってしまうことに、気疲れして敬遠したくなる心理に、今度は俺が重い気分を抱いてしまう。こういう時、夫婦といえども他人なのだと思い知らされる。