ペンションホテルで7時過ぎに目覚める。すっかりこの時間に生活リズムが固定されてしまったようで、3学期の始まりを目前に控えて不安に思う。バイキング形式の朝食を唯共々腹いっぱい食べて、車に積もった雪を払って出発。幸いなことに今日はよく晴れ渡った穏やかな日になり、積雪もどんどん溶け出していて走行に支障はなさそうだ。義父母と義兄親子は少し先のアウトレットに買い物に行くらしいが、相当の混雑が予想されるため、まだ幼子を連れた俺達と義姉家族は帰路につくことにする。

車の中では唯はずっと寝たまま。大勢に囲まれている間はいじらしいほど頑張って愛想を振り撒き続けるのだが、静かになるとさすがに疲れが出るのだろう。途中バイパスを降りて(行き帰りとも高速は使わず一般道を走る…この時期、無茶な運転の巻き添え事故が恐いからね)Sマル亭でかき揚そば。唯の離乳食にもシラスのかき揚をちょっと混ぜてあげる。F井市内に入ってA子の友人が経営しているコーヒー豆屋で一服。入れたてのコーヒーのうまさは素人の俺にも分かる。

家に帰って唯を風呂に入れ、昨日宴会で余った釜飯の持ち帰りで夕食。なかなか寝ない唯をあやしながら、義兄姉家族の子育てを参考に我々の今後の方針を議論。俺は我が侭を言わせないしつけができると思っているのだが、A子にいわせるとテンで甘く唯の言いなりになってしまうのが心配だと。そうかなあ、少なくとも今のところは幼い子供が自分勝手な行動で大人を振り回している姿を目にするにつけ、「自分だったらこうするのに」と思うことが多いのだが、やはり自分の子となると勝手が違ってくるのだろうか。世の全ての親たちも事前に思い描いていた理想とのギャップに悩みながら子育てをしてきたのだろうか。