いやー眠ってしまった。A子に起こされるまで前後不覚。「大丈夫?」の声に気がつくともう7時近くになっている。よっぽど疲れていたらしい。もう唯のミルクもオムツも済んでおり、具合の悪いA子の手伝いにならなくて恐縮する。まだ炊いてる途中でちょっと芯のあるご飯と焼きジャケを用意してくれ、急いでかっ込んで出勤。

今日は本来であれば一番余裕のある曜日だが、昨日サボった風紀委員の立ち番をさせるのと、突発的に休んだ社会科先生の課題を作るのがイレギュラーに入って、それなりに忙しくなる。ほとんど空き時間がない中、今日の水泳メニューと来週の出張書類の作成・クラスノートの返事書きを進める。部活は昨日ミーティングで注意したばかりなので、今日は丁寧に付き合ってやらねばと思う。

LHRは生徒会長選挙の後余った時間を、以前「クラス仲間に紹介したい作品」と題して書かせたものの中から何人か実際にCDを持って来させて鑑賞会とする。真面目な合唱曲(コスモスとかいう題らしい)・ドリカムの曲・ディズニーonクラシックと、3種類を紹介者の推薦の言葉と共に聞かせ、最後に一番気に入った曲について感想を書かせたら、当然Jポップであるドリカムかと思いきや、真面目な合唱曲についての絶賛の声が圧倒的に多い。中学時代の合唱で思い入れがある生徒が多いらしいのだが、それにしても基本的に真面目な生徒が多い集団なのだなと改めて思う。

北部水泳場に向かう車の中で、昨日の問題提起をした女子部員といろいろ話し合う。元々集団の中で孤立しがちな子だったが、今回の件でさらにみんなの中に入っていけなくなったといい、部をやめることも考えていると口にする。一人でも平気なように見えて実は気にしていたんだなあと可哀相になったが、「水泳が好きなら孤立を恐れず自分が正しいと思う行動をしろ。仲間とうまくやれなくて逃げるのは問題解決にならないだろう」と、自分では励ましたつもり。帰りの車の中では元気に続けると明言してくれた。きっと一度どこかにモヤモヤを吐き出したかったのだろう。

家に帰るとアパート上の階のA子の友人が、風邪で苦しんでいるA子のために買い物をしてくれ、夕食にコロッケまで作ってくれたという。持つべきものは遠くの身内より近くの友人か。お礼の言葉を留守電に入れておく。俺は普段ほとんど友達づきあいがないので、このような助け合い(助けられてばかり?)がすんなりできる関係をうらやましくも思う。