今日は古い友人達と毎年一回集まることになっている日。G高原ビールのロッジを借りて、各家族が集結する。メンバーは10年ほど前に同じ学校に勤めていた仲間。僻地にあったその学校は当時荒れていて、職員の団結もおのずと高まって現在まで続くつきあいとなったわけだ。家族ぐるみの付き合いなので、A子・唯も連れて行く。唯にとっては初めての旅行となった。

唯の世話をし、朝食として昨日の味噌汁にそうめんを入れたヤツ(どういうわけかA子はこれが大好き。俺は普通のそうめんの食べ方の方が良いと思うのだが)を食べて出発。県の西部から東部の端までと長旅だが、唯を乗せて高速道路を使うのはちょっと恐いため、一般道を慎重に進むことにする。それでも以前は所々にバイパスの料金所があったところが全て無料化されていて、道もほとんど混んでおらず快適に車を進めることができた。途中「道の駅」のS亭でかき揚そばを食べる。2人ともこれが大好物で、こちら方面のデートの時には必ず寄ったものだ。高速を使わない難点の一つとして唯の授乳&オムツ換えの場所があるかどうか心配だったが、それもここで済ますことができた。

15時に到着。いつも幹事役をやってくれるK氏一家とロッジのフロントで歓談していると、他のメンバーも続々到着して、それぞれが連れている子供達のはしゃぎ様で一帯は大騒ぎになってしまう。ほんの10年前まではほとんど皆独身だったのに、またこうして再会しても外見上の変化はさほど感じられないのに、それぞれを取り巻く環境は確実に変わっているのだなあとしみじみ思う。

夜の宴会は、我々の歓談+子供達の嬌声で騒がしいことおびただしい。しばらく大人しく耐えていた唯もついにはぐずり始め、なかなか泣き止まないので部屋に連れて行ったら、部屋の中で改めて大声で泣き出した。きっと唯なりに我々に気を使ってくれて、大勢がいる所では大泣きになるのをじっと堪えていたのだろうかと思うと、切なくて愛しさが増す。みんな宴会場から戻って、特に男どもは改めて飲み交わしているだろうが、俺は温泉好きのA子が入浴+エステを受けている間の留守番もあるので、愛しい唯の子守に専念させてもらう。昔は何をおいても付き合いを優先させた仲間だが、この辺りも「取り巻く環境の変化」からしてやむを得ない。