野球応援のため6時前に家を出る。2回戦の今回は会場がずいぶん遠い上に第一試合であるため、応援団は6時、一般生徒は6時半の出発となった。今回は応援団ではなく一般生徒の引率を行う。1年全員参加の1回戦と違って希望参加なので、各学年バス1台に分乗としてもかなり座席に余裕がある。俺は1年のバス担当なので生徒は大人しいものだが、3年のバスを見ると気合の入ったけばいお姉ちゃん達がたむろしており、とても一人ひとり服装指導をしていられる状態じゃない。やはり普段からのしつけが大事だと再確認させられる。

よく応援したものの、結果は7回コールド負け。3度も満塁まで攻め立てたチャンスがあったのだが、いずれも後続を絶たれてしまった。前回は面白いようにヒットが続いたが、ちょっとの差で野手の正面をついてしまい、今回は運が向こうに流れていることを感じざるを得なかった。応援の途中気になって仕方なかったことは、ブラスの演奏する曲目の中にピンクレディーの「サウスポー」があることだ。野球応援は攻撃側のときだけ鳴り物を使って良いことになっており、演奏できるのは打者を応援する時だけなのに、なぜピッチャーが主役のこの曲を好んで何度も応援するのだろう? もちろんこんな曲が実際の試合に何らかの作用をしているなどと真面目に言い立てるつもりは無いが、一度気になってしまうとどうにも不自然を感じて気持ち悪いのだ。結局応援どおり(?)バッターはきりきり舞いさせられ、最後の打者もこの曲で応援される中見逃し三振でゲームセットとなった。

帰りのバスの中、乗り合わせた水泳部員に乗員数の確認をさせたところ椅子に座ったまま数えて不正確な数を申告するので、これもまた説教する。どんなに簡単な仕事でも引き受けた以上誠実に取り組め、俺は天気を聞いているわけじゃないから大体とかたぶんなんてつけてほしくない。数なんてのはひとつでも違っていたら意味を成さない、結局お前は「こんな簡単なこともできない奴」として信頼を失うんだ。…神妙に聞いていた奴の心境はどうだっただろうか。下車の際「忘れ物の確認」と言ったらかなり真剣に各座席を廻っていたので、多少は伝わったと信じたい。

家に帰ってスーパーで買ったサバ寿司を食べる。トン汁の残りを温めなおして食べきる。一人の夜は長い。