強力な二日酔いでやっとの思いで起きる。とても朝食は食べられない。A子が弁当を渡してくれるが、かなり怒っている様子。唯が産まれてからずっと三時間おきの授乳に追われ、自分の仕事を全て投げ出して育児に専念している彼女からすれば、酔っ払って真夜中過ぎに帰宅して、高いびきで寝てしまう俺の態度はあまりにも不真面目過ぎるし、彼女から見れば不公平感を覚えるのも無理はないだろう。今後の行動で誠実さをアピールしていく他ない。

学校では気持ち悪さが増してきて授業にならないため、ちょうど単元の区切りということもあって、DVDの視聴で済ませてしまう。こんないい加減な仕事ぶりが知られたら、ますますA子の不満が高まるだろうが。昨日散々探し回った手帖は、結局教科準備室に置いてあった。昨日は確かにそこも探したはずなのに・・・。昼過ぎに生徒の保護者から電話があり、問題行動の告発をされる。とりあえず放課後に本人と親を呼んで詳しい話を聞くが、生徒指導に取り上げざるを得ない問題になりそうだ。対象となる生徒も呼び出して話を聞き、報告書を作成していたら、20時を超えてしまった。

恐る恐る家に帰ると、A子の機嫌はだいぶ直っていて、夕食を一緒にとろうと待っていてくれた。今日は鶏団子とカボチャの煮物、茹でインゲンのサラダ。弱った胃腸にちょうどいいヘルシーさで助かる。今日は帰りが遅かったため唯の入浴はA子が済ませてしまっていた。せめて洗い物とデザート(すいか)の用意をして、失点を取り戻す努力をする。それにしても俺はアルコールに弱い、もういい加減酒とは縁を切った方がいいのかもしれない。