朝6時前に、A子の「ゴキブリが出たのでどうにかして」との要請に起こされる。ゴキブリくらい自分で退治できるようになってもらいたいものだ。または、予防の意味でも室内の清潔にもっと努めれば・・・と言いたいところだが、まあお互い様だ。古新聞を丸めてやっつけ、そのまま唯のミルクやオムツ交換を手伝う。その代わりでもないだろうが、朝食はA子がそばを作ってくれ、弁当の用意もしてくれた。

学校ではテスト返却。放課後になって「3箇所ほど採点ミスがあったので直して欲しい」と赤点候補の生徒が申し出てくる。自分で直したのではないのか?と限りなく怪しむが、結局疑いの問いかけを発することができず申し出のとおり点数を加えてやった。これだけ経験を重ねて、生徒に対してすぎるほど図々しく振舞うことができるようになっても、根本的なところで生徒を疑うことにためらいを感じてしまう。何も自分を善人ぶって記しているのではない、毅然とした大人として善悪をはっきり提示しなければならない立場であることを何度も実感しているにもかかわらず、肝心なところであいまいな態度のままでいる自分がとても未熟に思え、情けなく感じているのだ。

成績付けや出欠統計の整理などで時間を取られ、プールに向かったときには練習が終わっていた。残っていた部員と塩素撒きなどプール整備を行ってから帰る。しばらく学期末の事務仕事に追われて満足に部活を見れない日が続きそうだ。こないだ叱ってネジを巻いておいたので、俺がいないからといってそれほどだらけるとは思わないが。晩飯はA子が用意してくれていて、麻婆豆腐。