サッカーの県大会進出を賭けた決勝トーナメントは、敗者復活戦にも敗れ、望みを絶たれた。今年のインターハイは終わった。泣き崩れる3年選手達を見ながら、運命の非情さをつくづく感じる。これまでユースリーグも練習試合も、次第に調子が上がっていることを実感させる出来で、監督としてもある程度の手ごたえをつかんでいたものと思う。事実、予選リーグの決勝も、決勝トーナメントの緒戦も、どちらかに勝っていれば県出場を確実にできたのだし、本当に紙一重の差で勝利を逃してしまったのだから、その悔しさは当事者でなければ計り知れないだろう。

A子実家に向かい母子を迎えてアパートに帰る。途中立ち寄ったレンタルビデオ屋(結局駐車場が空いていず借りるのは断念)もスーパーも大賑わいで、世間は連休中の真っ只中であることを再確認させられる。まして行楽地はどんな人混みぶりだろうと、想像するだけで気分が悪くなる。しかしA子は愛知博に行ってみたいと空恐ろしいことを言う。でも普通の家庭なら連休中の家族サービスは当たり前の義務だろうな。教員というと楽な仕事だと思われているのかもしれないが、少なくとも運動部の顧問は皆、GWなんて平日より忙しい思いをしている人ばかりだろう。

夕食はA子のリクエストで生ラーメンをゆで、小松菜・チャーシュー・メンマ・海苔をのせて食べる。本格的な札幌塩ラーメンと記載されておりなかなか旨いが、A子には例によって味が濃すぎたようでスープをほとんど残していた。唯の沐浴は一緒にバスタブに浸かる方式にすっかり慣れ、ベビーバスの時より泣かなくなってほっとする。風呂の中で気持ち良さそうに目を閉じている顔を見ていると、何だか唯が大人の、しかも老人のような熟成された表情をしているように見えてくる。まあ年をとると人は皆子供に還るというし、お年寄りと赤ちゃんは深いところで繋がっているのかもしれない。