せっかく育児参加休暇をとっても、朝はいつもより早く目覚めてしまう。一人の時は湯沸しすら満足にしないくせに、母子を迎えて久しぶりに料理の創作意欲を抱き、朝食に梅肉入り出汁巻き卵を作る。結果は出汁の量が多すぎてまとまらず崩れてしまったが、ご飯と若布の味噌汁・納豆とあわせてきちんとした朝食を揃えたことで、ちょっとした達成感。昨晩S先生からいただいた高級イチゴをデザートにゆっくり食べていたら、検診に行く時間に遅れてしまった。

雨の中、母子をおろして唯の検診受付けを済ませた後、俺だけ自分の常服薬の補充をもらいにかかりつけの医院に向かう。情けないことだが、ここ数年来尿酸値を抑える薬を服用しており、今通っている医院ではそれに加えて中性脂肪を低下させる薬も出してもらっているのだ。なんだかんだ言っても「ザ・中高年」丸出しである。本来は血液検査をしないといけないとブツブツ言われたが、何とか薬だけもらって産院へ戻る。ところが今日はここで散々待たされることになった。分娩が2件入ってしまったようで、こればかりは仕方がない。唯の体重は前回からまたも余り増えていないらしく、いよいよ粉ミルクかと思ったが、「母乳は出ているが赤ちゃんの口が小さくうまく吸いきれないようなので、通常の授乳をした後に搾乳して与えてください」と言われる。この産院のポリシーだとはいえ、完全母乳育児を遂行するのも難しいものだと感ずる。

昼飯は生トマトを使ったトマトスパゲティ。周りに青梗菜をあしらったら彩りもよくなった。午後はなぜか唯の機嫌が良くなくA子実家へ戻るまでほとんどずっと泣き通しだった。これまで唯の泣き声だけはうるさく感じない、可愛いものだと言っていたが、どうあやしても泣き止まない状況が続くと結構精神的にこたえることを実感。毎晩添い寝しているA子の苦労の一端に触れた気分だ。2人が里帰りから戻る日も近い、こうやって子育ての苦楽を全て共に分かち合うことで、我々は本当の家族になっていくんだろう。