集団宿泊訓練。心配されていた雨も上がり、桜並木の続く川を北上して山間の合宿施設へ向かう。バスの中での校歌練習は、いろんなグループ分けで競い合わせるのに生徒が乗ってくれ、無伴奏で歌わせたにもかかわらず、大いに盛り上がることができた。多目的ホールでの入所式&オリエンテーションは硬い話が延々続いて退屈だ。途中、学年主任(例の職員紹介の天才)の話になって、各担任を適当にいじりながら紹介した時は面白く聞けたが、それまでの堅い話で生徒が畏まってしまっていて、せっかくのユーモアが空振りした感じだった。

各宿泊棟に入って食事の後、大抵のクラス担任が嫌がる「クラス単位でのレクリエーション」約2時間。俺は昔、養護学校勤務やボーイスカウトのリーダーなどもやっていた経験から、実はこういうの大得意で、ちっとも苦にならないどころか待ち望んでいたほどだ。昨年度は副担だったが、一度LHRをもらい受けてゲーム大会にしてしまい大好評を博した(と思うんだが・・・生徒がお世辞を言ってなければ)。

まずあらかじめグループごと「負けた場合の罰ゲーム」の稽古をさせる。罰ゲームをぐずぐずさせずかつ他の連中に楽しんでもらうためには、前もって準備させておかねばならない。今回は様々な昔話から自由に選ばせ、20分ほど役割決めと簡単な稽古を行わせた。その後、事前に用意したアンケートカードを持たせ、集団をいろんな形で二分(番号の奇数・偶数、誕生月の奇・偶、血液型など)しながらインタビュアーとされる側に分ける。まだお互いよく知らない間柄なので、目印にインタビュアーはジャージを裏に着る。ホールを「ハイホー」を歌いながらぐるぐる廻らせて集団をかき混ぜ、止まった所でインタビュー開始。その後条件を変えてインタビュアー・される側を組み替え、できるだけ今まで話した事のない相手を選んでインタビューするよう仕向ける。カードには5名分8項目のインタビューがあり、それらが全て埋まった時点でその内容を暗記させる。6つの班を各1列に並べ、隣り合った班と向かい合わせてそれぞれのカードを交換し、暗記の程度を採点させる。1項目2点で80点中55点以上はシールをひとつ、65点以上は2つ、75点以上は3つやり、班毎に獲得したシールの枚数を競わせる。下位3班が、お楽しみの罰ゲームというわけ。

実際には見学側に廻るはずの上位班がせっかく劇を練り上げたからと飛び入りで罰ゲームに参入するなど、大いに積極的に活動してくれ、改めてこの学校の生徒の素直さに感激する。案の定2時間では足らず、それを見越して早めに始めてあったのが終了時間ぎりぎりまでかかった。レク後のアンケートでは「楽しかった」「仲間意識が高まった」と書いてくれた生徒が多く、企画者冥利に尽きる。