朝早くから部活の遠征。今日は市内試合なのでバスでなく各自現地集合となっており、山ほどの荷物を俺の車に積んで試合校へ向かう。春休みはこれから遠征がびっしり組まれており、新年度の準備も落ち着いてやってられない。試合はどうやら勝利して、幸先のいいスタートを切ることができた。

試合後、そそくさと唯の待つF井市へ向かう。明日はこのA子の実家の隣町で試合なので、このまま泊めてもらって明日直接試合会場に向かうことにする。唯は大人しく寝ていたが、やはり慣れない環境に戸惑ったのか夜はずいぶんぐずったようだ。沐浴や糖水をやりながら、久々の(でもないが)ふれあいに心和む。

夜は義父母や義兄姉に囲まれて食事。温かく迎えてくれてありがたいが、正直やはり少し窮屈な気持ちである。まあそれを言ったら、将来俺の両親と同居予定のA子は俺以上に言い分があるだろう。みんなで唯をちやほやするのが妬けたのか、義姉の息子が俺の膝に乗ってご飯を食べだした。箸を渡して「食べさせて~」と甘えてくる。そんな子供の子供らしい面に触れるのもすごく新鮮な気がする。