母ぐらいの年の頃の助産師さんがこんなことを話してくれました。
「昨日はうちの息子の誕生日だったんだよ。
息子って言ってももう仕事してていい年なんだけどね。
誕生日もずっと祝ってなくて、
毎日のようにお産には立ち会ってるからこんなこと、
滅多にしてないんだけど、
昨日は何だか急にお祝いしたくなっちゃって、
ケーキを買ってったんだ。
二人とも滅多にない大変なお産だったからかな

ヒヤヒヤしたけど二人とも無事出産できてよかったよ」
と話してくれました。
二人って言うのは社長の1時間後に生まれた子のことです。
その子は破水から始まりほぼ2日かかってしまったそう。
アタシが出産した病院は医療行為を極力さけ、
自然なお産を目指すところなので、
「ここらへんでは一番辛い出産になるから、
もうちょっと楽に産みたいなら他に行ったほうがいい」
とまず最初に言われてました。
破水して2日かかった子は次は薬を使って楽に産めるとこで絶対産むって言ってたけど
、アタシはあの助産師さん達と喜びたいし、
取り上げて欲しいからもしまた授かれることがあるならば、
あの病院でお産したいな。
あれからもうすぐ一年か…。
元気にすくすく育ってくれることがこんなにも幸せなことだなんて知らなかったな。
