祝福を受けるまでの5年間の献身生活の中で、楽しかった思い出はほとんどありませんが、あえて言うなら、青年の3Day'sをプッシュするための「トーカー団」にいた時でしょうか。


関東の教区長の主管の元に、青年VCを巡回する責任分担が有りました。一月に4,5県の地域を巡りました。構成は、隊長とトーカー三人の計四人で、ボロ車を一台頂き、それで移動しました。関東地域の青年VCで、3Day'sをプッシュするトークをするのです。


色々な人がいました。家庭状況から聞き始めて、本人の課題や悩み等を聞くので疲れました。中には、人の話は絶対に聞かない人もいます。素直に全部聞いて「はい」と言う返事を300回しながら、全く頭に入っていない人もいます。

今思えば、おもしろい経験でした。


毎朝、その地域の聖地で祈祷した後、大声で発声の練習をしました。人を主管するには、声が大きいほうが良いという、教区長の考えがありました。


この様にして、お父様を知った人達は、今頃どうしているのでしょうか?


隊長は、どこにいるのか分かりませんが、トーカー三人(私と二人の姉妹)は、今でも交流が有ります。

一人は、隣の市に住んでいます。韓国に来ても近くにいるというのは、何か意味があるのでしょうか。

もう一人は岩手県に居ます。二年半前の大震災と津波によって、実家と自分の家も流されてしまいました。当時、彼女の住んでいる地域がテレビに映りましたが、津波による被害の大きさに驚きました。今は仮設住宅に住んでいます。


昨年は、家族揃って、私の家を訪ねてくれました。久しぶりに会いましたが、気持ちはその頃のままです。ボロ車で走りながら、ワイワイとはしゃいだ事が思い出されます。


寝食を共にする、というのは人間関係において、大きな影響をもたらすものだと思います。


食口と言うのは、「同じ釜の飯を食べる」意味があり、家族の事を言います。


一人残らず、神様と共に最後まで行けることを切に願います。



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