日本にいる両親は今日、福島県まで、お墓参りに行くと言っていました。
福島が、父の故郷です。茨城から車で一時間半位かかります。
私も日本にいる時には、必ず一緒に行きました。
父の育った家には、父の兄夫婦が住んでいましたが、2011年の大震災による
津波によって、跡形もなく流されてしまいました。
父も相当がっかりしたと思うのですが、兄夫婦が助かったという事を感謝しています。
当時、「津波が来る」とパトカーが警告しながら巡回したそうですが、
高齢で耳の遠い、父の兄夫婦には、聞こえていませんでした。
運良く、隣人が声をかけてくれ、車に乗せて避難させてくれました。
流されてしまった家は、私の幼い頃の思い出に残っています。
パイプをくわえた祖父が、静かに座っている姿。
忙しく動いて、世話をしてくれる祖母の姿。
綺麗なビー玉やおはじきを貰い、うれしかった事を覚えています。
それを入れる布袋を祖母が縫ってくれたりもしました。
裏門を出ると砂浜があり、海です。家から裸足で海へ行きました。
その時の、素足に感じる砂の感覚が残っています。
ご先祖様にお線香を上げ、懐かしく思い出し、親戚が集まり家族が集う、
良い時期ですね。
韓国の地で思いを馳せています。