1分でわかるクリスチャンのキーポイント
テーマ:黙示録―7つの封印

 

 

聖書の黙示録に書かれている「世界の終わり」には何が起こるのか?
7つの封印の裁き、7つのラッパの裁き、7つの鉢の裁きのうち、はじめに起こる7つの封印の裁きについて、お届けします。
第1の封印が解かれると白い馬に乗ったキリストによる勝利が現され、後の雨のリバイバルの中心が起こります。
しかし、第2の封印以降は、戦争、内戦、テロ、飢きん、死病、大地震、自然災害、殉教、迫害と、これまで以上の様々な問題が起こってくるのです。

黙示録第5章
5:1また、私は、御座にすわっておられる方の右の手に巻き物があるのを見た。それは内側にも外側にも文字が書きしるされ、七つの封印で封じられていた。 5:2また私は、ひとりの強い御使いが、大声でふれ広めて、「巻き物を開いて、封印を解くのにふさわしい者はだれか。」と言っているのを見た。 5:3しかし、天にも、地にも、地の下にも、だれひとりその巻き物を開くことのできる者はなく、見ることのできる者もいなかった。 5:4巻き物を開くのにも、見るのにも、ふさわしい者がだれも見つからなかったので、私は(イエスの12弟子の一人、ヨハネは)激しく泣いていた。 5:5すると、長老のひとりが、私に言った。「泣いてはいけない。見なさい。ユダ族から出たしし、ダビデの根(イエス・キリスト)が勝利を得たので、その巻き物を開いて、七つの封印を解くことができます。」 5:6さらに私は、御座――そこには、四つの生き物がいる。――と、長老たちとの間に、ほふられたと見える小羊が(私たちの罪の身代わりとなって十字架に架かれ死んで墓に葬られ3日目に蘇り天に帰られ、今は神の右の座に就いて、私たちのために取りなし祈っておられるイエス・キリストが)立っているのを見た。これに七つの角と七つの目があった。その目は、全世界に遣わされた神の七つの御霊である。 5:7小羊は近づいて、御座にすわる方の右の手から、巻き物を受け取った。 5:8彼が巻き物を受け取ったとき、四つの生き物と二十四人の長老は、おのおの、立琴と、香のいっぱいはいった金の鉢とを持って、小羊の前にひれ伏した。この香は聖徒たちの祈りである。 5:9彼らは、新しい歌を歌って言った。「あなたは、巻き物を受け取って、その封印を解くのにふさわしい方です。あなたは、ほふられて、その血により、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から、神のために人々を贖い、5:10私たちの神のために、この人々を王とし、祭司とされました。彼らは地上を治めるのです。」
5:11また私は見た。私は、御座と生き物と長老たちとの回りに、多くの御使いたちの声を聞いた。その数は万の幾万倍、千の幾千倍であった。 5:12彼らは大声で言った。「ほふられた小羊は、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。」5:13また私は、天と地と、地の下と、海の上のあらゆる造られたもの、およびその中にある生き物がこう言うのを聞いた。「御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。」5:14また、四つの生き物はアーメンと言い、長老たちはひれ伏して拝んだ。

第6章
6:1また、私は見た。小羊が七つの封印の一つを解いたとき、四つの生き物の一つが、雷のような声で「来なさい。」と言うのを私は聞いた。 6:2私は見た。見よ。白い馬であった。それに乗っている者は弓を持っていた。彼は冠を与えられ、勝利の上にさらに勝利を得ようとして出て行った。6:3小羊が第二の封印を解いたとき、私は、第二の生き物が、「来なさい。」と言うのを聞
いた。 6:4すると、別の、火のように赤い馬が出て来た。これに乗っている者は、地上から平和を奪い取ることが許された。人々が、互いに殺し合うようになるためであった。また、彼に大きな剣が与えられた。6:5小羊が第三の封印を解いたとき、私は、第三の生き物が、「来なさい。」と言うのを聞いた。私は見た。見よ。黒い馬であった。これに乗っている者は量りを手に持っていた。 6:6すると私は、一つの声のようなものが、四つの生き物の間で、こう言うのを聞いた。「小麦一枡は一デナリ。大麦三枡も一デナリ(非常に高額なものとなる)。オリーブ油とぶどう酒に害を与えてはいけない。」6:7小羊が第四の封印を解いたとき、は、第四の生き物の声が、「来なさい。」と言うのを聞いた。 6:8私は見た。見よ。青ざめた馬であった。これに乗っている者の名は死といい、そのあとにはハデスがつき従った。彼らに地上の四分の一を剣とききんと死病と地上の獣(反キリストとともに働く偽キリスト)によって殺す権威が与えられた。6:9小羊が第五の封印を解いたとき、私は、神のことばと、自分たちが立てたあかしとのために殺された人々のたましいが祭壇の下にいるのを見た。 6:10彼らは大声で叫んで言った。「聖なる、真実な主よ。いつまでさばきを行なわず、地に住む者に私たちの血の復讐をなさらないのですか。」 6:11すると、彼らのひとりひとりに白い衣が与えられた。そして彼らは、「あなたがたと同じしもべ、また兄弟たちで、あなたがたと同じように殺されるはずの人々(殉教者)の数が満ちるまで、もうしばらくの間、休んでいなさい。」と言い渡された。6:12私は見た。小羊が第六の封印を解いたとき、大きな地震が起こった。そして、太陽は毛の荒布のように黒くなり、月の全面が血のようになった。 6:13そして天の星が地上に落ちた。それは、いちじくが、大風に揺られて、青い実を振り落とすようであった。 6:14天は、巻き物が巻かれるように消えてなくなり、すべての山や島がその場所から移された。 6:15地上の王、高官、千人隊長、金持ち、勇者、あらゆる奴隷と自由人が、ほら穴と山の岩間に隠れ、 6:16山や岩に向かってこう言った。「私たちの上に倒れかかって、御座にある方の御顔と小羊の怒りとから、私たちをかくまってくれ。 6:17御怒りの大いなる日が来たのだ。だれがそれに耐えられよう。」

第7章
7:1この後、私は見た。四人の御使いが地の四隅に立って、地の四方の風を堅く押え、地にも海にもどんな木にも、吹きつけないようにしていた。 7:2また私は見た。もうひとりの御使いが、生ける神の印を持って、日の出るほうから上って来た。彼は、地をも海をもそこなう権威を与えられた四人の御使いたちに、大声で叫んで言った。 7:3「私たちが神のしもべたちの額に印を押してしまうまで、地にも海にも木にも害を与えてはいけない。」 7:4それから私が、印を押された人々の数を聞くと、イスラエルの子孫のあらゆる部族の者が印を押されていて、十四万四千人であった。7:5ユダの部族で印を押された者が一万二千人、ルベンの部族で一万二千人、ガドの部族で一万二千人、 7:6アセルの部族で一万二千人、ナフタリの部族で一万二千人、マナセの部族で一万二千人、 7:7シメオンの部族で一万二千人、レビの部族で一万二千人、イッサカルの部族で一万二千人、 7:8ゼブルンの部族で一万二千人、ヨセフの部族で一万二千人、ベニヤミンの部族で一万二千人、印を押された者がいた。7:9その後、私は見た。見よ。あらゆる国民、部族、民族、国語のうちから、だれにも数えきれぬほどの大ぜいの群衆が、白い衣を着、しゅろの枝を手に持って、御座と小羊との前に立っていた。 7:10彼らは、大声で叫んで言った。「救いは、御座にある私たちの神にあり、小羊にある。」7:11御使いたちはみな、御座と長老たちと四つの生き物との回りに立っていたが、彼らも御座の前にひれ伏し、神を拝して、 7:12言った。「アーメン。賛美と栄光と知恵と感謝と誉れと力と勢いが、永遠に私たちの神にあるように。アーメン。」7:13長老のひとりが私に話しかけて、「白い衣を着ているこの人たちは、いったいだれですか。どこから来たのですか。」と言った。 7:14そこで、私は、「主よ。あなたこそ、ご存じです。」と言った。すると、彼は私にこう言った。「彼らは、大きな患難から抜け出て来た者たちで、その衣を小羊の血で洗って、白くしたのです。 7:15だから彼らは神の御座の前にいて、聖所で昼も夜も、神に仕えているのです。そして、御座に着いておられる方も、彼らの上に幕屋を張られるのです(神のおられるところに行く)。 7:16彼らはもはや、飢えることもなく、渇くこともなく、太陽もどんな炎熱も彼らを打つことはありません。 7:17なぜなら、御座の正面におられる小羊が、彼らの牧者となり、いのちの水の泉に導いてくださるからです。また、神は彼らの目の涙をすっかりぬぐい取ってくださるのです。」

第8章
8:1小羊が第七の封印を解いたとき、天に半時間ばかり静けさがあった。 8:2それから私は、神の御前に立つ七人の御使いを見た。彼らに七つのラッパが与えられた。8:3また、もうひとりの御使いが出て来て、金の香炉を持って祭壇のところに立った。彼
にたくさんの香が与えられた。すべての聖徒の祈りとともに、御座の前にある金の祭壇の上にささげるためであった。 8:4香の煙は、聖徒たちの祈りとともに、御使いの手から神の御前に立ち上った。 8:5それから、御使いは、その香炉を取り、祭壇の火でそれを満たしてから、地に投げつけた。すると、雷鳴と声といなずまと地震が起こった。

<聖書(新改訳第3版)新日本聖書刊行会翻訳、いのちのことば社発行>

 

 

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