久しぶりに祖母と対面 | ゆずの香

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自分の認知症が大きく進行したとして、私はどのくらいまだ生きていたいと思うだろうか。

 

 

今日は精神病院に入院して半月ほどたった祖母に久しぶりにあった。

 

眼科のお薬がなくなったので、車で20分ほど離れた病院に診察にお薬をもらいにいった。

 

事前に主治医の先生に許可をもらい、父母と3人で朝9時にお迎えに。

 

 

 

病棟から担当の方が押す車いすに乗って降りてきた祖母はぼうっとしていて

 

コートを着せようとすると電池が切れたように、急に寝た。

 

急に意識がとんだので(*_*)驚いたが、朝食後だったので血圧がさがったのかもしれない。

 

コートは腕が硬直して袖に通らず、着せるのはあきらめて肩にかけた。

 

 

久しぶりに祖母を車に乗せたが、車いすからの移動が大変だった。

 

前回は少し自分で体を挙げたり、支えたりしてくれたけど、

 

今回はほぼ全体重が預けられて、細い祖母でもものすごく重く感じた。

 

 

道中の車内ではかなり愚痴を叫んでいて、昔の記憶と現在のことがあべこべになり、癇癪もちになっていた。

 

A と声掛けしても ZYVW と帰ってくる。意思疎通はほぼできない。

 

半月でこんなに認知症が進行するなんて。と驚く。

 

以前はいつも我慢ばっかりして他人の世話焼きだった祖母は、

 

今になってたまった感情が漏れだし、言いたいことをたくさん発散させているようにも見えた。

 

 

眼科に着くと待合室ではほぼ寝てて、診察できるか不安になった。

 

待ち時間も長く、処方箋をらったあとで薬局にいっても待ち時間が長く、、、祖母はずっと寝ていた。

 

起きたら起きたで騒がしいので、ほっとする半面、なんだか悲しい気持ち。

 

 

口を開けたまま寝てるので、ばい菌が入りやすそうだ。ペットボトルの水を飲んでもらおうとするけど、

 

それもやっと。少しこぼしながら、むせながら飲んだ。病院では、もうストロー使ってるのかな。。

 

 

待ち時間に足や手をマッサージしてみたけど、むくみがひどい。歩けないとこんなものか。

 

帰りの車の中や、病棟について見送るとき、ようやく意識がはっきりしていた。

 

私や母の手をにぎってはなさない祖母。ぼーっとしてたけど力はあった。やはりさみしいのだろう。

 

 

コロナで面会ができないのが本当に残念に感じる。

 

はやく収束しないかな、と久しぶりにコロナ禍を自分事に捉えた。

 

 

祖母と同じように、多くの入院患者が家族と触れ合う時間を奪われているに違いない。