多忙により休載が続いておりましたが、久しぶりの連載です!

 

別れというものは思いがけないタイミングでやってくるもので、1ヶ月もさかのぼればそのときこんな結末は予想していなかった、ということが多いもの。急な単身赴任で、というならまだやむを得ませんが、ちょっとしたことで価値観が合わなくなったり、どちらかが浮気心を起こしたり、お互い気持ちが醒めてしまったり。

それでも、別れが今限りのものであると信じ、添い遂げると約束して、待つ人もいるもの。

以前、小ブログでは、

瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ

こちらの首をご紹介しましたが、今回は「引きはがされてしまった側」の立場から。

たち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む

いなば、とは、B'zの稲葉…ではなく、鳥取県東部の、因幡の白兎神話でおなじみの因幡。国司に任命されたよみ人の赴任地。鳥取市を中心に、南は岡山県、東は兵庫県との県境まで、西は大体倉吉市との市境までが当てはまります。衆議院議員選挙での選挙区は鳥取1区で、圧倒的に自民党が強く、現幹事長の石破茂氏が20年以上議席を守り続けています。砂丘と松林が今でこそ観光名所のようになっておりますが、当時は典型的な田舎でした。その地へ赴任することによって、京都に愛しの彼女を残すことになってしまった。それでも待つというのなら、山に生い茂る松、というように、キミが待ってくれると言ってくれるなら。今すぐにでも飛んでくから!

今はお別れ、だけど、何年後になるか、10年後になるか、わからないけれど、きっとここで、必ず会おうね。絶対に信じない、「今までありがとう」なんて、もう終わりだなんて。一緒の時間も、私とキミとは違う方向に向かってたなんて。だけど、確かに、キミを愛した、それは間違いのないこと。だから、必ずここで、また会って、、、

たとえ一度は別れても、また会えると信じたい、そんな運命的な恋のチャンスが、この春ガールの皆さんにもやってくるかも?!アンテナ高く張って、オシャレに可愛く!生きていきましょう!

このシリーズも終わりが近づいておりますが、最終回はまさかの…?お楽しみに!