2013年最初の赤文字雑誌フライングゲット、最後を飾るのは創刊30周年記念YEARの真っただ中を進む「ViVi」です。

連載「Ayuのデジデジ日記」第150回を記念し、表紙は浜崎あゆみが飾ります。そのため、「デジデジ日記」は、浜崎のインタビューと、バックナンバーの振り返りで構成された特大版となっています。

目次前がとにかくボリューム満点なことで知られるこの雑誌、もちろん浜崎あゆみだけでは終わりません。トリンドル玲奈の写真集発売告知、先月から登場したViVi最年少モデル「玉城ティナ」、29歳まであと半年を切り、出番をやや減らされつつも、いまなおViViの女王として君臨する藤井リナがフィーチャーされています。袋とじ第3弾は八木アリサ。北海道から上京し、ViViモデルとして第一線に躍り出るまでの軌跡が記されています。

目次直後には、少々残念なお知らせが。渡辺知夏子が今回を最後にViViを卒業します。インタビューとともに、8年間の軌跡をたどります。続けて、2013年春夏トレンドのネオンカラー、メタリックなどのアイテムを可愛く身にまとった「ゲストモデル」ローラが登場。

特集の内容は前回から掲載されている2013年春夏の続編に近く、前回、または他誌とほぼ同じ内容の「トレンドアイテム」がよりボリュームアップして紹介され、それに前回では掲載しきれなかったアイテムが追加されています。ミルキーカラー&ネオンカラー、大花柄、ストライプ&ボーダーなど、今回の「フライングゲット」でもたびたび取り上げたキーワードがここでも引き続き登場します。「冬から春まで」特集も掲載されています。

前回トリンドル玲奈着用でフィーチャーした「春ワンピ」は、こちらもボリュームを拡大して再登場。花柄、バイカラーなど前回と同じものもありましたが、スタープリント、ビジューつきなど、前回紹介されなかったアイテムも多数登場しています。

各誌でも取り上げられている「春靴」特集には連載でもおなじみの板野友美が登場。ViViモデルではないはずなのですが、なぜかこの記事に限りモデルとして扱われているようです。宝島社のようにビジネス上強いつながりがあるわけでもなく、詳細は不明です。

ところで、今季のモード界では、白と黒、それにグレーを+αなど、「モノトーン」のPRも目立ちました。そのため、前回紹介されなかったトレンドのひとつとして、白をメインにした「モノトーン」特集が組まれています。

後半のタイアップ(スポンサード)ページにははるやまViVi Fleursのリクルートスーツ&フォーマルウェア、レッドペッパーのデニム、Ravijourのランジェリーが登場。それぞれローラ、藤井リナ、エリーローズがビジュアルに起用され、それぞれの魅力を最大限に見せつけます。
巻末にはバレンタイン特集も掲載され、各社の新作チョコ、手作りレシピ、デート服、メイク、ヘアアレンジなど、バレンタインにテーマを絞って取り上げられています。記事の内容はJJとも共通していますが、全4ページと分量は少なめです。続いて、JJモデル・ラブリの弟が所属するユニット「GENERATIONS」のインタビュー。

笑える読者投稿に定評のある白黒ページは、「女友達」と「シューカツ談」がテーマ。「シューカツ談」では、説明会で見かけた、社会人1年目、などなど、いろいろな「アレッ?」な人について取り上げられています。

全体としては、「前号からの続き」的な色合いが濃いものの、他誌と共通のトレンドの中にも、モード系、ロックテイストなど、他3誌と異なるアイテムがそこここに紹介され、「トレンド先取り」と「自分らしさ」が主に意識されていると感じました。モテよりも自分らしさを優先的に追い求めるファッションを「青文字系」といいます。
一方では、これは前の2012年秋冬シーズンからそうなのですが、本来「赤文字系」ではない「non-no」と記事の傾向がやはりかぶっていて、違うのは記事の分量とモデルの面々、という様子です。(「non-no」3月号もチェック済みです)

以上、明日23日発売の赤文字雑誌について見てまいりましたが、いかがでしたでしょうか。高級志向ながらも就職、結婚など現実的な課題に目を向け始めた「JJ」、カワイイは正義と標榜しつつもオフィスを意識した「CanCam」、一つ先のトレンドを意識する「ViVi」、甘く可愛く愛されガール志向の「Ray」、シーズンの変わり目にそれぞれの個性がハッキリ見えてきています。

以上、赤文字雑誌は、いよいよ明日23日発売です!モテ意識の高いガールの皆さんも、モテ意識の高い男のコも、お好きなテイストのものだけでも、いやできれば全部!手にとってご覧ください!