2013年最初の赤文字雑誌フライングゲット、続いて「Ray」。

表紙を飾るのは、「non-no」などでモデルとして活躍する沖縄県出身の美女・岸本セシル。こちらも、表紙、インタビューともに、パステルカラー、ボーダーなど2013年春夏のトレンドアイテムをまとっての登場です。続く巻頭のブランド特集は、香里奈が着るプラダの2013年春夏コレクション。明るい黄色のワンピ、カラフルなバッグ、コインやローズモチーフのジュエリーなど、個性的なルックスの商品がPRされています。
なお、プラダの2013年春夏コレクションには、花や菊の紋章を大きく描いた「ジャポニズム」テーマのコレクションもあるのですが、こちらは掲載されず。モードを地で行くきわめて個性的なスタイルで、赤文字雑誌のテイストにはとても向きませんが、FIGARO japon、GINZAなどモード系の雑誌では多く取り上げられているほか、先月のViViでもランウェイの写真が一部記事に掲載されていました。

今月より新モデル「遠藤瞳」が登場します。所属事務所は、2012年に発足したアップフロントグループのジャストプロというところで、今月から久住小春もここに所属しています。

2013年春夏アイテムの掲載が本格的にスタートした今月は、ガールの定番「ピンク」に関する特集からスタート。香里奈がまとうアイテム、小物、メイクなど、いろいろな「ピンク」にフィーチャーしています。モード界の代表ブランドから、可愛いアイテム、GINGERに見られるようなクールなスタイルまで、何でも着こなす香里奈は、いまやモデル界を牽引する存在といえます。

季節の変わり目をまたぐこともあって、各誌で展開されている「冬から春まで」特集がこの雑誌にもみられます。レザーボトムス、ダッフルコートなど前シーズンヒットしたアイテムと、花柄ボトムス、ネオンカラーなど2013年春夏のトレンドアイテムを合わせた、「今までと同じようで違う」内容となっています。
続いて、2013年春夏トレンド特集。このあとの春ボトムス、春ワンピなどにも共通しますが、全般に、ネオンカラー、ボーダー柄、花柄ボトムス、レース、チュールなどの「透け素材」といったアイテムが最先端の流行としてPRされています。肌を見せたり、曲線的なボディラインを強調したりすると、セクシー度がアップして良いと思います。

毎月連載されて4年目を迎える「セーラーマーキュリーのメイクアップ泉里香の1ヶ月コーディネート」は、2012秋冬アイテムの掲載が継続して行われながらも、先月号と比べて積極的に脚を見せており、全コーディネートの過半数が、ショーパン、スカートなどとニーハイソックス、ブーツなどを組み合わせた「絶対領域見せ」パターンでした。ペプラムシルエットでウエストのラインを強調したものもみられました。太ももに目がクギづけのそこのキミ!水でもかぶって反省しなさい!←実写版は口上が違う

後半のメイク、エクササイズ関連記事では、サイズ違いページで「体のゆがみ矯正エクササイズ」が取り上げられ、付録グッズ「くびれベルト」の使い方が解説されています。その他、ライフスタイル関連記事には、お約束のバレンタイン特集も。デートプラン、デート服などについては触れておらず、各社の新作チョコ、レシピなどがメインでした。

巻末の白黒ページのテーマは「美に効くフルーツレシピ&フルーツダイエット」と「家計簿・財テク」。笑える読者投稿や、心理テスト、旅行スポットなど、ワクワクするテーマが多く取り上げられるこのコーナーですが、今回は割と実用的なテーマとなりました。

全体としては、ピンク、花柄、レースなど、「お姫様系」というこの雑誌のテイストに合わせた形で、2013年春夏トレンドを最大限盛り込み、単なるトレンドや個性派に走らず、男のコから見て「カワイイ!」と思えるスタイル、定番の「絶対領域見せ」のような「甘い中にもセクシーポイント強調」スタイルが多数掲載されており、ガールの皆さんに限らず、男のコにもぜひ見てもらいたい内容であると思います。