こんにちは、弁護士法人TKY法律事務所の弁護士安井琢磨です。

TKY法律事務所を設立して10年が経ちました。10年前の2011年3月1日に、新横浜駅近くでTKY法律事務所を設立しました。20坪にも満たない小さなオフィスで、弁護士2名、事務員1名でのスタートでした。

スタートからわずか10日後の3月11日、台湾から相談にいらっしゃったお客さんと事務所で打合せ中、経験した事のない大きな揺れが始まり、しばらく経っても収まらないどころか、どんどん強くなるではないですか。ついに関東大震災が来たかと一瞬、命の危険さえ感じました。
その後、交通機関は麻痺し、台湾のお客さんは東京のホテルに帰る事も出来ず、周辺のホテルも満室だったため、私の自宅で一晩を過ごしてもらいました。

それから数日後、福島の原発事故の影響で、輪番停電が始まり、放射能の影響が首都圏にも及ぶのではないかという報道も一時ありました。もはや普通に仕事をすることさえしばらく出来ないのではないかという状況でした。
弁護士も、零細な個人事業主に過ぎません。独立したての私達は、経営というものには安定も保証もないのだという事を痛感させられたものでした。

それから5年後、2016年3月18日に、事務所を法人化させ、弁護士法人TKY法律事務所を設立し、横浜オフィス、那覇オフィスの2事務所の体制となりました。今月は、ちょうど事務所設立10年、弁護士法人設立5年の節目にあたります。事務所設立10年目のこの1年間は、新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われた大きな災害の年でした。

一時は、最高裁の意向で、全国の裁判所が一方的に期日をほぼ全面的に取消し、司法が機能不全に陥った状態が短くない期間続き、弁護士の業務も少なからず影響を受けました。この裁判所の在り方には弁護士を中心に大きな批判があり、その後の感染拡大期においては、ほぼ通常通りの業務体制となっています。

このような紆余曲折を経ながらも、多くの方々に支えられて、10年間やってこれた事をありがたく思います。

まだまだコロナの影響は続きそうですが、明るい兆しも少しずつ見えてきています。明るい世の中が近い将来戻ってくる事を切に願っています。

 

(注)写真は、2021年3月3日の国際通りです。賑やかだった国際通りですが、多くの店がシャッターを閉め、観光客もほとんどいません。あの賑わいが必ずや戻ってきますように。

 

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