【自己啓発系】後悔しない選択の誤った考え【選択術】
人生は選択の連続であること。
後悔ない選択をすべきだということを前回の記事でお伝えしました。
これを踏まえたうえで、自分は後悔のない人生を送れているだろうかという話になると思います。
ここで皆さんに言いたいことは、
『選択』に関して誤った考え方を持っていないかということです。
合理的な選択をできている人というのは極めて稀です。
いくつか『選択』の間違った常識を紹介したいと思います。
選択の間違った常識
①選択には正解がある
②現在の自分の成功は、自分の過去の選択でできている
③多くの選択肢があるほど、成功への可能性も広がる
順に見ていきましょう。
①選択には正解がある
「どんな難問にも答えはある」と言われるように、私たちの『選択』にも
答えがあると思っていませんか?
答えはNOです。
あなたが正解だと思っている選択は、自分の脳が作り上げた答え
つまり、間違いを避けた結果にすぎないのです。
例えばの話です。
辛い就職活動を乗り越え、未来に期待を抱いて入社した会社員。
3年以内に3割の会社員が離職します。
正解だと思った選択が、振り返ると最適な選択ではなかった。
選択の正負はその時々で変化を繰り返すのです。
未来に何が起こるのか分からない以上、あるのは
最適な選択肢、もっというと、ベターな選択肢です。
②現在の自分の成功は、自分の過去の選択でできている
これは、「自己奉仕バイアス」と呼ばれるものです。
誤りや失敗から自らを傷つけないために備わっている防御本能といえます。
成功→「正しい選択、正しい行動ができた」「自分のおかげだ」
失敗→「環境が悪かった」「ついてなかっただけだ」
自分の選択に合理性を持たせたいがための錯覚パターンです。
この錯覚により、
「自分は正しい選択ができた」→「次もこうしよう」
と短絡的な発想を繰り返し、判断力の欠如をもたらします。
錯覚しているかもしれないと問いかけ
客観的に、合理的判断を目指してみましょう。
③多くの選択肢があるほど、成功への可能性も広がる
この誤解は「選択のパラドックス」と呼ばれるものです。
選択肢の増加 = 豊かさ
というバイアスです。
一見、多くの選択肢を持つことは、優れた自分につながっていると思いがち。
実のところ、
選択肢が増えすぎると思い悩む時間が増え、後悔する選択肢も増えてしまいます。
心理学的にも、新たな決定や行動をためらい
現状を維持するための選択肢を選んでしまいがちだという傾向
へとつながるのです。
間違った常識への対策
ではどうしたらよいのか。
対策していきましょう。
①選択には正解がある
対策:正解などないことを理解し、後悔しない選択を目指す
②現在の自分の成功は、自分の過去の選択でできている
対策:選択の錯覚を避け、自分の判断を常に見直す
③多くの選択肢があるほど、成功への可能性も広がる
対策:選択の量ではなく、質を重視
『選択術』を向上させるために、まずは
選択への誤解と対策をおこなってください。
最適な『選択術』を身につける最初のステップです。