危険物取扱者とは

 

 受験者数が多い資格 乙4

 危険物取扱者乙種4類はガソリン・灯油などの引火性液体の取扱いや管理の知識が問われます、危険物の中では使用場面が多く、この資格を活かせる業種も多いため人気が高いです、令和4年度は22万人が受験しています、工業系の高校生は専門科目関係なく受験することもあって工業系国家資格の中では受験者数が1番多い資格になります。

 

 資格が無くても扱えます

 この資格を持っていなければ危険物が扱えない訳ではありません、指定数量の1/5未満であれば誰でも取扱いができます。

 灯油の指定数量は1000Lですので1/5を掛けた数字は200Lになります、200L未満購入の場合、灯油を売る側は資格が必要ですが、灯油を購入する側に資格は必要ありません。

 ガソリンの指定数量は200Lですので1/5を掛けると40Lになります、自動車に40L以上タンクから給油するには資格が必要です、セルフスタンドでの給油については、危険物取扱者がカメラで給油操作をしています、危険物取扱者の管理下なので誰でも給油できる仕組みです、では40L以上の給油タンクを持つ自動車の運転は?自動車のタンクは貯蔵扱いではないので消防法摘要外です。

 

 危険物取扱者丙種

 乙種があれば甲種もあります、そして丙種もあります、難易度順に示すと、「甲>乙>丙」になります、丙種が取扱うことが出来る危険物は、ガソリン・軽油・灯油等ですが乙4の対象危険物に比べ取扱い可能危険物の種類が少なく、また危険物保安監督者の業務に就くことができません。

 残念ながら指定数量1/5未満の取扱いでも大きな火災はおきています、少量だけど危険物の取扱いがあり、特に保安監督といった業務には関係ないが危険物に関して最低限の知識はてな習得を目指すので あれば丙種で良いのかもしれません。

試験手数料:3,700円 免状交付手数料:2,900円 計:6,600円 

一番取得費用が安い国家資格?

 

 ダブルライセンス

 取扱い量に違いはあるのでしょうが、引火性液体を取扱う職業は多くあります、自動車整備士、ボイラー技士、塗装業等、引火性液体の取扱い時の危険性については知っておく必要がありますし、求められます。

 乙4+〇〇といったダブルライセンスにより活躍の場が広がります、危険物取扱者乙種4類はそういった意味で、工業系資格の中で基礎基盤を固めるための資格になります。