QCサークル活動

 現在は開催されていませんが、私の会社では各職場で小集団を作り、職場の品質改善等の問題解決に向け話し合うQCサークルによる改善活動が行われていました。

 「本日は終業後にQCサークル活動を行いますので、みなさん終業後に残ってください」とリーダーに始礼時に告げられます、名目上は自主的に行われる時間外活動になります、残業代は発生しません、今では考えられないかもしれませんが、昭和の頃はあたりまえのように、名目上自主的にやらされている時間外活動が行われていました。(ある意味洗脳教育でした)

 無報酬で時間外、そこはたしかに問題ですが、QCサークル活動は個々の能力を引き上げ、活気ある職場づくりを目指した活動です。

 

 

QCサークル活動は娯楽?

 活気ある職場をつくることを目的にした行事は他にもあります、「懇親会」「バスツアー」「ボーリング大会」ある意味これらの行事と「QCサークル活動」は同じでは?
 しかし、最近では娯楽であってもこれらの行事にも参加したくない人達も少なくありません。

 

ブレインストーミング

 QC活動の話し合いは、ブレインストーミングの形で行われます、ルールは以下の4つになります。

 ・アイデアに対して批判や否定をしない

 ・斬新なアイデアを歓迎する 

 ・アイデアの質より量を重要視する

 ・アイデアを結合、発展させる

 

 ただ、個人的な意見としては、ルールをもうひとつ追加したい「まずは自分達にできることを考える」です「こうしてくれれば」「ああしてくれれば、もっと良くなる」ではなく自分達で何が出来るかを考え行動することが大切だと考えます。

 自分のアイデアが採用され実践し効果が数字化されることにより承認欲求が満たされます、残念ながら仕事上でこのような機会はQC活動を含めた改善活動以外では、ほぼ皆無です、そもそも上司はあなた以上に承認欲求が強いので、アイデアにダメ出し、必ずマウンティングしてきます。 

 一応管理職として言わしていただきますと、私の考えは「自分が考えたアイデアは自分でやる」です、「部下に考えさせてやらせなければダメ」という意見をよく聞きますが、そう言う上司に限って変化を嫌います、部下からの斬新なアイデアは却下します、人は変化を嫌います、まず一人が動かなければ誰も動きません、役職者は、その一人でなければならないという考え方です、成果が出なければ自己責任、成果が出れば、メンバーが付いてきます、(部下、上司という言葉が好きではない)自主的にアイデアを出し実践できる「活力がある強い職場」に育っていきます。私が所属する職場は間違いなく「強いチーム」です。

 

 QC検定

 おそらく現在、QCサークル活動が行われている職場は多くないとおもいます、それであるなら、個々で改善能力を発揮するための一番の基本である、品質管理の知識を深めていきましょう、報連相も大切ですが残念な上司の下にいる場合、勝手に自責で改善を行う必要もあります、もう一度言いますが、人は変化を嫌います、変化は一人からです。

 

QC検定

 話が飛びました、、、QC検定は民間資格ではありますが、年毎のばらつきはあるものの年間で約10万人が受験しているメジャーな検定試験です、受験者の約半数が3級を受験しています、3級の合格率は約50%、合格者は2人に1人、努力しないと合格できないという数字になります。

 

 

 

QC検定3級取得メリット

・問題分析手法が身につく

 QC7つ道具を活用することで品質管理を定量的に行うことができるようになります。

・問題解決手法が身につく

 新QC7つ道具を活用することで問題解決を定性的に目指すことができるようになります。

・エクセルの知識が身につく

 もともとは、QC7つ道具は電卓と手書きにより活用されていました、しかし現在はエクセルが有ります、エクセルを活用しましょう。

 

 

 

 最後に

 QC検定3級の知識で日常業務の殆どに対応出来ます、現在製造担当ではありませんが、製造を担当していたころに製造担当者としてモチベーションを上げるためにはを考えて取得した資格になります、製造担当者は全員が品質管理者です、改善活動に積極的な品質管理者だけが「不良率」「稼働率」などの指標推移に一喜一憂することができます。

 

 


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