電車でお母さんが4歳くらいの子を必死に起こしてた。ベビーカーには弟くんが寝てて、たしかにこの子が起きないと降りられない状態だった。でもその子は爆睡してて全然起きられそうもなかったし、お母さんは困ってた。
しばらくしてお兄ちゃんは起きたけど、ご機嫌が悪くて歩けなさそうだった。電車は駅につきかけてて、みんな微笑ましく見てたけど、お母さんはたぶん困ってるだろうなって思って見てた。
私は男の子の隣に座ってたから、お母さんに「ベビーカー下ろすの手伝うので抱っこして降りますか」って聞いてみた。そしたらお母さんが「違うんです。この次の駅なので今のうち起こしておこうと思って」って返してきてすごいな…って感動した。「今から起こさないと間に合わないので。でも、ありがとうございます」というママの余裕をみて、私の頭にはただ、さすがだな、という感覚だけが乗っかっていた。
目を覚ましたお兄ちゃんに、お家に帰るの?ときいてみると、うなづいてくれたので、歩ける?とさらに聞くとまた力強くうなづいてくれた。偉いな、というともう一回うなづいた。死ぬほど癒された。
外部の方から声をかけていただいてたすかりました。外面がいいので。というお母さんの言葉をきいて、こんなママになりたいなとほんのり感じた。外面がいい、なんて素晴らしい子育てをした結果だ。そとで困ったちゃんにならないで、いい子にできるなんて、完璧な子育てだ。ママすごい。
結局男の子は次の駅で私とハイタッチを交わして、笑顔で手を振って降りてくれた。弟を爆睡させたまま、お兄ちゃんの手を引いて降りていくママをみて、いいなあ…と思いながらお家に帰った。いい日だった。