​【前説】怨敵


俺はこのクラブが嫌いだ。

本当に勝てない。
リーグ戦では18年間未勝利。
J1通算30戦で、新潟の勝利は僅かに1。

相性って本当にあるんやなと、この両クラブから学んだ。

ただし、いつまでも相性で片付けてはいられない。
どこかで歴史を変えなければ。

広島との激闘の後、神戸にあった一歩及ばす敗れた新潟。
タイトルどころか、降格圏が迫ってきている現状を打破するには、この怨敵を捻り潰して浮上のきっかけとしたいところ。

歴史を変える時だ。


  ​【試合】



しかしよく晴れる。

この日も暑い。

あの日本海側のどんよりした天気はどこに行ったのか。



スワンフィールドではユースが試合。

0-0だった。



今日は75。


アップ開始。

新潟は前節からスタメン3人変更。

出場停止明けの史哉がスタメン復帰。

松田と長倉もそれぞれスタメンに起用された。


浦和は前節から変更なし。

渡邊凌麿はサイドバックでスタメン出場。

彼FWじゃなかったっけ。



浦和サポは約5000人。

流石の動員力ながら、もっと来るもんだとも思っていた。


浦和のキックオフで前半開始。


ここまで2試合しか先制していない新潟。

なんとしても先制点が欲しいところ。


しかし、開始早々の4分にチアゴサンタナの突破を許し、あっさりと浦和に先制点を献上する。


点を取るしかなくなった新潟は、人数を掛けて攻勢に出るが、小野、長倉のシュートはいずれも西川にセーブされる。


スコアは動かず、0-1浦和リードで前半を終える。



内容は悪くないんだけどなあ。

すぐに失点する癖なんとかしてよほんとに。


後半は新潟ボールでキックオフ。


まずは同点に追いつきたい新潟だったが、浦和ペースで進む。


そうしているうちに、65分グスタフソン、69分前田直輝に似たような形から得点を許し、一気に3点差とされてしまう。


もはや恒例となった遅すぎる先週交代を行うと、75分に相手に当たってこぼれたボールをシュウが押し込み1点を返す。


87分にはマイケルのクロスに長倉が頭で合わせ、1点差まで迫る。


勢いに乗って追いつきたい新潟に与えられたATは11分。


しかしながら、遠藤が痛恨のPKを献上してしまい、浦和にダメ押しの4点目を決められ万事休す。


2-4の乱打戦は、浦和の勝利で幕を閉じた。


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まーた負けたよ。

いつになったら勝てるんや。


完敗と呼ぶには些か悔いが残る。

イージーな形から失点しすぎ。


途中でシステム変えたのかな。

監督の指示か選手の独断かは分からないけど。


とにかく怪我人が多すぎる。

この日もはせもとが負傷交代。

誰かしらが毎試合離脱して行っては試合にならない。

実際、J1で戦える選手が何人いるよ今のこのチームに。

早めに手を打たないと、取り返しがつかなくなる。




ゴール裏はSTAY LOCALで迎えた。


思うところはあるけど、試合はすぐ来るからさ。

次はやってくれよ。



『We are diamonds』

また今年も歌われた。

最終節、彼らを黙らせてくれ。



ここは埼玉か。



  ​【後説】赤い悪魔


赤い悪魔は今年も強かった。

いつになったら勝てることやら。


そろそろ黙る彼らを見たい。

まだ今年はもう一度チャンスがある。

やってくれると信じてますよ。


リーグ戦も降格圏が迫ってくる16位まで後退。

タイトルとか言ってられる現状ではなくなってしまった。

この量の怪我人は想定外かもしれないが、それを理由に降格は絶対許されない。


積み上げで来たものは、そんな簡単に崩れるものだったのか。

俺はそうは思わないけど。



(2024.5.14投稿)

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〈次回更新予定〉2024.5.15 J1第14節 新潟vs横浜FM