(今回より試験的に目次を導入しています)
【前説】僅か1勝
今節の相手は、緑の名門東京ヴェルディ。
オリ10であり、リーグ覇者。
新潟が降格してから5年間、J2での対戦は10戦で3勝。
なぜか勝ち試合の印象が強いが、それは2021年の7発大勝、2022年のヤムケン砲と、センセーショナルな勝利が近年続いたからであろう。
中でも、アウェイ味スタでは僅かに1勝のみ。
2021年が過去全対戦の中で唯一の勝ち試合だ。
16年振りにJ1で戦う今シーズンは、1分2敗で18位。
少しは調子良く来てくれよ。
このチーム負ける癖あるんだからさ。
目指せ鬼門攻略。
目指せ首位浮上。
【往路】青春18きっぷの季節
3月1日から、青春18きっぷ春期間がスタート。
貧乏サポーターの心強い味方である。
例に漏れずお金がないので、今回も21歳のおじさんは青春18きっぷにあやかっていく。
いつも通り長岡駅から。
ルートはこれまたいつも通り、早朝6時半発の上越線でひたすら南へ。
実は数日前から喉の調子が悪い。
多分、風邪だと思う。
症状自体は良くなってきてるし、発症から日も経っているので人に移す心配は無いのだが、90分+α声を出し続けることが出来るか微妙なところではある。
まあ、無理してでも声出すんですけどもね。
国境の長いトンネルを抜けると…
そこも雪国であった。
逆雪国失敗。
やっぱり、旅情をそそる旅は鈍行にしかない。
新幹線は便利な反面、ちっと味気なさも感じる。
そうこうしているうちに、水上到着、乗り換え。
水上ダッシュというものがあるんですよね。
そもそも、同じ両数なんだから席あるだろって思うんですけど、これも昔の名残とかなんすかね。
水上駅の構内トイレが閉鎖されたことの方が、俺にとっては重要でした。
10時3分高崎到着。
ここからは高崎線特別快速でさらに南下する。
11時26分大宮到着。
J3の匂いがする。
居ないと居ないで寂しいんだよなあ。
上がってこいとは微塵も思わないけど。
大宮からは埼京線で武蔵浦和。
武蔵浦和からは武蔵野線で府中本町へ。
ここまでちょうど5時間、府中本町到着。
府中本町からは京王線の府中駅まで歩き、京王線で飛田給駅へ。
街中青赤。
あれ、今日緑のチームの試合見にきたんですよね。
12時57分、飛田給到着。
まあ、近かったですね。
にしても青赤。
普通にホームの最寄りがこれで、ヴェルディサポどう思ってんのか気になる。
まあ、移転とか絡んでくるからいろいろ難しいんだろうなとは思う。
【試合】潰せ緑
駅から近くて本当に便利。
クラブによってはリーグで2度来るところもある。
新潟は、FC東京が国立開催なので今回のみ。
開場までまだ時間があるので、スタグルを漁りに。
人数の割に店が少ない。
今回は、BISTRO 369さんのチャーシューにぎりを食す。
お値段700円。
この店イチオシで、限定30食の提供らしい。
炊き込みご飯を、漬け込んだチャーシューで包んだもの。
結構あっさり系で食べやすい。
炒飯に近いかもしれない。
おすすめされた一味を掛けるとこれがまた合う。
美味しかったです、ごちそうさま。
開門時間になったのでゲートに向かう。
新潟サポは4000人ほど。
余談だけど、新潟サポ少なくねっていうヴェルディサポのポストに、FC東京ならもっと集まったって反論が多かったけど、それってなんか違くない?
新潟が好きで集まってるなら相手関係ないと思うんだけど。
今日はここから。
友人がビールを買ってきてくれた。
いつもいつも本当にありがたい。
いい感じに出来上がりました。
今日も勝って帰りますよ。
アップ開始。
スタメンは前節から1名変更。
おのゆが外れ、海斗がCFとして起用された。
また、ベンチにはシュウが復帰。
オーストリア代表に選出されたトミーと、アンダー世代の代表に選出された小見ちゃんは、この試合後それぞれの代表に合流する。
キックオフ前には、コルリからこのスタジアムにはいい思い出がない人も多いと思うけど、タイトルの為には乗り越えてこそという話があり、一層応援にも熱が入る。
ヴェルディのキックオフで試合開始。
ヴェルディはハイプレスを仕掛けてきた。
8分、ヴェルディ山田楓喜に直接FKを決められ、あっさり先制を許す。
まあ、あの速さであのコースに蹴り込まれたら取れないわなと。
思わず「うまっ」と溢れてしまうくらいのキックだった。
山田楓喜ってマリノス戦でもいいFK決めてたよね。
素晴らしいキック持ってる、羨ましい。
その後は徐々にボールを保持して戦えるようになってくるも、1対1のチャンスを作られるなど思うような試合運びができない。
その1対1はこじが止めてくれた。
32分、CKを獲得すると、古巣対戦のよしくんが対空時間の長いボールを蹴り、それに海斗が打点の高いヘッドで合わせ同点に追いつく。
前半で追いつけたのは大きい。
前半終了、1-1。
失点はどうしようもなかったので、追いつけたことがとにかく大きい。
あと、こじがこの日も神。
オンターゲットヴェルディ4本に対して、新潟は1本。
もっと失点しててもおかしくなかったし、点差が開いていてもおかしくなかった。
ヴェルディはHTで2枚替え。
新潟はなし。
後半は新潟キックオフで開始。
新潟ペースで試合は進む。
ただ、決定機は作らずに時間だけが経ってしまう。
67分、松田、よしくん、海斗に替えて、シュウ、はせもと、長倉を投入。
その直後69分、相手のバックパスを掻っ攫った長倉がぶち込み逆転に成功。
てか、この日の長倉なんかバケモンじゃなかったすか。
収まるし、競り勝てるし。
やっぱりトップ起用がハマっている気がする。
そのまた数分後にも長倉に決定機が訪れるも、これは左隅に外れてしまう。
3点目が取れない。
それが今年の大きな課題。
すると90分に、ヴェルディ宮原のクラスに翁長が合わせてこれが決まってしまう。
無情にも時間は過ぎ、2-2で試合終了。
あーあ、もったいない。
勝ち点2が目前で消えてしまった。
勝ち試合だった。
勝てる試合だった。
悔しい。
前向くしかない。
このチームは弱くない。
ポジティブな事もたくさんあった。
昨年一切可能性を感じなかったセットプレーから、既に2得点取れている。
また、90分通して支配的に試合を進められている。
それは選手層の厚さによるところが大きい。
後半の3枚替えほどワクワクした交代は過去記憶にない。
一方で、やっぱりフィニッシュのところの迫力やアイデアは今ひとつ。
ゲームクロージングの面も、もっとセーフティに、もっと貪欲に出来たんじゃないかと。
それはベンチワークも含めてね。
まだまだ成長段階なんだと思った。
心理的には負けに等しいドロー。
このチームはまた一つ強くなった。
さらば味スタ。
さあ食って飲んで切り替えよう。
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【宿泊】分け酒
味スタから吉祥寺へ移動。
約8km、2時間弱を徒歩で向かった。
いや、田舎育ちすぎて電車の乗り方分かんなかったとかじゃないですからね。
歩きたかっただけです。
泊めてもらう友人のバイト先で夕食。
麺屋武蔵虎嘯吉祥寺店。
濃厚つけ麺、お値段1100円。
高い。
つけ汁は魚介系ですね。
そして高い。
つけ麺にソーセージは合わなかった。
その後は友人宅に移動。
分け酒(やけ酒)開始。
この時は楽しかった。
その後の地獄を知らずに。
【帰路】地獄列車編
11時、すげえ吐き気と頭痛と共に最悪の目覚め。
二日酔いだ。
あまり記憶がないのだが、とにかく吐きまくった記憶はある。
どうやら、ウイスキーショットやレモンサワー原液を飲んでいたらしい。
そりゃ吐くわ。
これ以上なく納得のいく事の顛末を聞いて、これからの行程に興醒めた。
ウイスキーはともかく、レモンサワーはそのまま飲むもんじゃねえだろ。
ここからが大変。
これから新潟に帰らなければならない。
それも鈍行でね。
地獄列車編開幕です。
武蔵境駅から、12時57分の中央線快速でまずは新宿へ。
ポケットには万が一に備えエチケット袋を装備。
まずは新宿到着。
すぐに湘南新宿ライン高崎線特別快速で北上。
この湘南新宿ライン、なんと途中で緊急停車。
線路内に人が入ったとかなんとか言ってた。
勘弁してちょーよ。
高崎到着。
電車が遅れたから乗り継ぎ時間が僅かになってしまい、頭痛と吐き気を抱えながら駅構内を走るとかいうやべえ事になった。
後になって気づいた事だが、次発の両毛線でも乗り継げたらしい。
走り損。
新前橋からは上越線。
水上到着、乗り換え。
ここら辺でようやく体調上向き。
あとは長岡までひたすら上越線を北上。
18時36分、長岡到着。
ああ、長かった。
エチケット袋のお世話にはならずに済んだ。
お酒は節度を持って飲みましょうね。
しばらくはお酒見たくない。
【後説】勝ちと価値
少しメタ的な話をすると、ここを書いているのは月曜日なんだけど、まだ悔しいしモヤモヤしている。
中々消化できない。
それくらい勝ちたかった。
勝ちに拘りたいし、勝ちよりも価値をなんてのは糞食らえだ。
ただ、この勝ち点1をどう意味付けしていくかはチーム次第。
2ポイントを失っただけの勝ち点1にしておくのか、価値点1に変えるのか。
今のチームなら必ず後者にしてくれる。
絶対修正して、次の試合はまた魅せてくれる。
あの時の価値点1が、今日の勝ち点3に繋がっていると胸を張って言えるように。
2024.3.19 投稿
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〈次回更新予定〉
2024.3.30 J1リーグ第5節 アルビレックス新潟vs柏レイソル
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