大好きな人と結婚して幸せな結婚生活を送る事。

それがはるなの夢だった。

結婚ができたら子供を産んで、家を建てる。

それが最高の幸せなビジョンだ。


はるなは、街コンで出会いを求めそこで見つけたひろに交際半年で逆プロポーズをし

見事成功して結婚。


すぐに新居を借りて、結婚後1ヶ月後に子供を授かり幸せな暮らしをしてる…はずだった。


が、結婚し妊娠した途端にヒロの態度が急変。


妊娠中の為悪阻真っ最中のはるなをひろは避けるようになった。

それから口を聞く事も、一緒の時間を過ごす事も少なくなった。


もちろん妊娠中の為安定期まではSEXもない。


SEXがなくてもよかった。


抱きしめてほしかったはるなはひろにくっつこうとしたが頑なに拒否をされた。


結局そのまま2人の関係に壁を感じながら出産。

元気な男の子が産まれた。


子供が産まれてもひろの態度は変わる事はなかった。


愛情を感じられなくなったはるなは

ひろになんでスキンシップをしてくれないのか尋ねたのだ。

するとひろはもう好きじゃない。

そう言った。


絶望感な中始めての育児にはるなは必死だった。


夢見ていた結婚生活とはほど遠かった。


それでも子育てに目を向けて考えないようにしていた。


そして、男の子が2歳になった時に

女の子が欲しかったはるなはひろに2人目が欲しいと相談した。


SEXレスだし、夫婦関係は良くはないが、息子に兄妹を作りたかったのだ。


ひろはいいよ。と賛成した。


はるなはひろがまだ自分に少しは愛情がある事を信じていた。


信じないとやっていけなかったからだ。


そして子作りの為にSEXをした。


なんとも業務的なSEXだが、無事妊娠する事ができ

はるなは2人目を授かった。


2人目を授かり、またしても悪阻に苦しむが

息子がいるので紛らわしながら家事育児に励んでいた。


妊娠7ヶ月になると、ひろは夜遅く帰ってくる事が続いた。


不信に思ったはるなはひろのスマホを見てしまう。


不倫…していた。



絶望感な中はるなは出産をした。



はるなの中で妊娠中の浮気はずっと許せなかった。


娘が産まれてもどんどん2人の中は悪化していく。


川の字で寝ていたが、突然ひろが別室で寝始める。

はるなが熱を出しても声をかける事はなかった。


おはようの挨拶やおやすみすら交わさなくなった。


このままでは子供達が可哀想


そう思ったはるなはひろと話し合いをした



話し合いをすると面倒臭そうにしていたひろだが、


夫婦仲良くしたいというはるなの希望に


ひろはこう提案する


俺はもうお前を愛せない。

だから他の人と恋愛をしたらどうだ?


はるなはショックで泣いた。


そんな事できる訳ないのに。

私が好きなのはひろなのに。なんでわかってくれないんだろう。


何かの糸がプツンと切れたような感覚になり

はるなはひろと仲良くなる事を諦めた。


そして家庭は崩壊していく。


ひろの一言ではるなは本格的に動き出すのだ。