いつ行っても、
満席とか次は1時間半後だとか言われて
断念させられている店がある。
行列があるわけでもなく、
店も混んでないのにダメだと言われる。
「俺に食わせたくないのか？」
もはや、この店は自分にとって、
“永遠に食えない店”だった。
あとでわかったのは、
この店の客は皆、電話で予約して
時間になったら来店する
ということだった。
なんでそうなのかは、後に分かる。
「塩梅」
満を持して、何度目かのトライ。
例によって入口には、満席のため1時間後の案内の看板が出ている。
「ええい、ままよ。」
入店！
例によって待っている客はいない。
店員が来る。
だいたい20～30分で案内できるが待つかと聞かれた。
待つさ。
そして待つ。
そして30分後にやっと案内された。
やっと初めて食える。
よし、ここは奮発して
“特上ロースかつ定食”￥2,200
ライスはどうするかとか、
ドレッシングはとか、
デザートはとか
あれこれ質問攻撃を受けてしばらく待つ。
目の前には
大根ときゅうりの漬物
切り干し大根
キムチ
の漬物セットが出ている。
最初にキャベツてんこ盛りと
モヤシ炒めみたいなのが出てきた。
「なるほど、これ食って待ってろということか。」
その割には結構な量だぞ。
食い終わったと思ったら、
今度は揚げ出し豆腐が出てきた。
「ん？なんかコース料理みたいな展開だな。」
まあまあ、いいお出汁の揚げ出し豆腐。
これと漬物セットを食って待つ。
「いかん、胃袋はもういい感じになってきたぞ。」
小食の女性なら、この辺で腹8分くらいになるかも。
メインを前にして。
やっと出てきましたロースかつ。
200グラムだから結構あるぞ。
それとご飯。
これは青じそご飯か白ご飯を選べるので、青じそにした。
それに八丁味噌の赤だし。
まず塩で食ってみる。
「おうぅ、かなりやわらかい。」
簡単にかみ切れる柔らかさ。
ロースというと、脂の甘みがポイントだったりするが、
ここのロースは脂身の印象が弱く、あくまで肉感で押してくる。
「ああ、青じそご飯がめっちゃ美味い。」
お代わり自由だけど、
さすがにお代わりはきつい。
腹ペコ状態で来ればよかった。
断念。
食後に昆布茶と抹茶アイスが来た。
（アイスも色々選択できる）
「なるほど、客が電話で予約するわけだ。」
たかがとんかつ食うのに、
こんなに時間がかかるとは思わなかった。
店で待ってたら、いつ自分の番になるのか
分かったもんじゃない。
今日はむしろラッキーだったかも。
ここは事前に予約して、
思いっきり腹ペコ状態で行く店だったな。
柏の超人気店。
納得しました。
塩梅
千葉県柏市明原1-2-3柏田中ビルＢ1
04-7146-2244