前回、主人の強烈キャラが面白かったので、クジラ好きの友人を連れていく。
ただねぇ、この店
料理はあっさりしてるんだけど
主人がコッテリしてる。
料理よりも主人に胃もたれするので、ほどほどにしとかないと疲れる。
クジラ好き連れてきたよ。
すると、主人の目がキラッ★と輝く。
さて、何にするかとメニューを眺める。
クジラステーキが気になってたんだよな。
クジラステ...と言いかけるや。
「クジラの刺身を食べたことあるか?」
クジラ好きに語りかける。
その友人は他の店でクジラを食べたこと、
美味しかったことなどを話す。
これが
主人にムクムクと対抗心を湧き上がらせる。
「今美味しいものを作ってやる」
えっ、何?
あのぅ、クジラステーキ...
「いいや、メニューにない特別においしい刺身を作る。」
強引に、メニューが決まってしまった。
主人の手がてきぱきと動き、
なんか作っている。
おとなしく主人の好きに任せる。
店内に「シンゴジラ」のポスターと写真が。
石原さとみも来たみたい。
綺麗だーね。
と、どーん!となんか出てきた。
クジラの刺身にガーリックチップをまぶして、マヨネーズをかけている。
「二人分だ!」
とりあえず、ひと口食べてみる。
やっぱり美味い。
もはや肉の刺身。
とてもじゃないが魚とは思えない。
これ、めちゃくちゃ美味いね。
主人の無邪気な笑顔が。
支払の時に、
で、これ。結局いくらなの?
「んー、ひとり¥1,500。」
おい!
これも美味い。
おやじの腕は確かだ。
一乃谷
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