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風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。



お前さん

いつも見てたよ
久しぶりだね

吠えつづけた
あの日の声は
遠くなったかい

無言で
噛みついていた
あの憎しみと

うろつき回った
やたら狭い街は

誇りまみれの
故郷になったかい


すれ違い出会い
別れ離れて
言葉かわした
もう顔もない人たち


車道を渡り
陸橋を越えて
川を眺めて

軋みも消えて


ナァお前さん
ここは
ここかい?


まだみえているかい
まだおぼえているかい


あの光は

いまだお前さんを
照らしつづけているよ


ここは
ここかい?


みえるものを
愛せたかい?

















訪問ありがとうございます。涼



グルッポ「詩人」 ( ←リンク)の『みんなで詩を詠おう』第11弾のテーマ詩に参加している作品です。
テーマは「自分」


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〈omakke〉

女性よ  (詩 的)















ゆるい坂道
帰り道

空でピアノを
弾いてたけれど

お蜜みたいな
甘い風

指の運びを
なおしては

鼻のむこうの
ランドセル


どこかのお国の
お姫さま

ひとりさみしく
してるのかしら


弾きましょ

ピアノの先生
待っているけど



お空の鍵盤(けんばん)
キンモクセイ

















いつも訪問とコメントありがとうございます。涼






〈omakke〉


花恋歌(童 唄)









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部活なにしてた? ブログネタ:部活なにしてた? 参加中






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宇宙船のLEDモニターはチェックのために、音もなく切り替わる。
舞台の場面をパラパラとめくるみたいに、次へ次へとスイッチのテストをしている。


舞台に役者はいない。


昼の公演が終わり、夜の本番まで時間がある。まだ集合には時間があり、カラダを動かすには早すぎる。
楽屋やロビーで、それぞれの時間を過ごしているのだろう。

宇宙船のセットは大きなモニターの画面だけを明照させては、切り替わる。

僕は誰もいない客席に座っている。



この本多劇場に初めて観にきたのは、高校の頃だ。

たしか演劇部に届いたご招待券で、上手側うしろの方の端っこの席で芝居を観た。
「四谷怪談」を下地に現代劇に置き換えたもので、幕間には、魑魅魍魎が踊るお祭りみたいな舞台。
派手な明かりでショーアップされた賑やかなモノだった。
役者たちは、目を爛々とさせて汗を照明に発光させて、セリフをカラダいっぱいに動かして発散していた。

チケットが一枚しかなかったのか、ジャンケンに勝ったのか、はたまた中間テストの前で行く人がいなかったのか
僕は、たった一人で制服のまま下北沢のその劇場へ来た。

それまで観たお芝居はスタジオを改造したみたいな小さな劇場だったから、本多劇場のロビーの広さや人の多さ、客席の立派さにびっくりと緊張をしながら、座ったのを思い出す。

劇部(演劇部をそう言ってたっけ)の仲間に、

「演出とか音楽とか派手でさ、役者の動きが激しくて、スジは単純なんだけど面白かった」

とか、ナマ意気なことを言っていた。
終演後、当時の少ない小遣いで、その台本を買っているんだから、そうとう楽しかったのは確かだ。


客席の壁ぎわを
ちょうどこの辺りかな

なんて思いながら、この宇宙船の一室の舞台を眺める。


お客さんが入る前の、すこし緊張感の漂う、この場所から
いったい、いくつの演目が通り過ぎのだろうか、と思うと目まいに似た感覚がする。

かつてより今まで
この劇場にのせた作品と創った人たちのたくさん想いと
それらを観たたくさんの人たち。






ある劇作家が、劇場は母親の胎内だ。なんてこと言ってたけど
あながち大ゲサなことじゃないな、

なんて今は思える。



それは、育ててもらったから、かもしれない。


僕も、その中にある。







誰もいない客席は、

これから生まれる
期待と緊張を
孕(はら)んでいる。


いまか、いまかと
開演を待ちながら



今日も、その日だ。
















いつも訪問ありがとうございます。 涼





(omakke)

楽屋の窓から  (ブログネタ☆銀星記事)







「ゴーゴージュピター」
無事終演を迎えることができました。このどぶろぐで公演への応援コメントありがとうございました。
いろんな時間や場所から届く言葉はどれも、嬉しく、励まされながら、受け取りましたよ。
あらためて感謝です。


どぶろぐ本2も販売終了できました。
つたない本ですがかわいがって頂けたら幸いです。