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風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。




暮れ年に

誰も聞かれず
ささやいて
葉陰で
ひっそり
目をさます

染みる
寒さの
これからを
どこ吹く風と
またたいて
君らは
ひときわ
花ひらく

命のほむらを
あっさり落した
裸の木々たち

厚いみどりよ
葉の衣
めぐる月々
そのままに
君らを豊かにつつみこむ

明け年
膨らむ
梅つぼみ

きみらの花は
命を終える

忘れて
忘れず
桜が歌い

短い春を
心あらぬに
素通りすれば

夏ほとばしり
生き物たちの
隆盛に


まるい玉を
らんらんと
つけるだろう


だから
この冬
いとおしく

ちいさく
ささやく
君たちを

その暮れ時に
みとれよう





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これは
去年のクリスマスくらいに
咲いていた枇杷の花

鮮やかな花ではないけれど
毎年なんとなく見ていて、

僕は好きなんだなと
思ったんですよね。

もう二月になりましたね。

ひそかに、ささやくように
この場所を続けたいと思います。

今日ここに来てくれて
ありがとうございます。涼




ヘレン炙り


年越しそばを地元のお蕎麦屋さんに食べにいった。

11:30に開店なんだが、すでに10人くらい並んでいた。
最初の座席は埋まってしまったようだ。今日は大みそかだ、みんなゆっくり食べることだろう。

十割そばが食べたくて、並んで一時間くらいたったか、カウンターの席に座れた。

蕎麦が出るまでは時間がかかる。
酒でも当てて待つか。


おつまみに

「ヘレン炙り」というのがあった。

ヘレンを炙る、という響きに中世の魔女裁判で冤罪の美女が裁かれるシーンがよぎった。

いやいや少し笑ってしまう。

ほんとうは
「へしこ炙り」

これをもらおう。

焦げ目のついた干物の魚の切り身が皿にのっていた。
箸の先でつまんで舐めると、ツンとした塩っ辛さが舌先に広がる、
これをぐい呑みでググっとやると、米酒のまろ味が生臭さと合間って独特の旨味となる。
その口の中に残る焦げの匂いがまた、なんともいえないエグみとなって、

冷酒がすすむ。
ツマの大根おろしがなくても、
これは旨い。


十割そばは、まだ来ぬか。


当たり、十割。
打率、十割。
笑い話なら、テッパンだ。


十割そばを、待ちながら。


そば粉ガチの盛りそばで、
年も暮れていく。















今年も
訪問ありがとうございました。

更新が少なく、それだけがこころ残りです。
ちょっと新たな修行に取りかかっている感じです。

自分にとっては、終わりがあり、挑戦があり、前進があり、再会があった年でした。

みなさんはどうでしたか?
来年もきっと、色んなことがあるでしょうね。

ほんとうにみなさんには、感謝です。



あなたに幸あれ。涼











笹塚にマクドナルドは、ない。

寄り道するなら「洋食屋マック」
芝居の前に、お腹が空いた。

朗読劇「タチヨミ」に呼んでくれた松野太紀さんの出演されている舞台を観に行った。

下北沢にあったお店は、もうだいぶ前に閉めてしまった。駅前の再開発であの地下のお店は跡形もない。

息子さんが、のれんを分けたのだろう。だって厨房でフライパンに火を入れる姿が、マスターにそっくりなのだ。


下北沢のお店より100円くらい高いが仕方がない。

ここは笹塚だ。



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それにしても
味が、懐かしい。
柔らかく、しっとりとしたハンバーグだ。これを割りバシでつまみ挙げ
茶碗ごと掻き込む。

肉汁に浸したように、
からむトマトソースが
白いご飯とよく合う。

目玉焼きは、
フライパンで肉と一緒に焼かれる。
下北沢のカウンターではその手際のよさをいつも眺めていた。
白身の焦げと黄身のオレンジ色が鮮やかで、食欲をそそる。
 
煮込みすぎて
溶ろけたワカメの味噌汁も、
下北沢のとそっくりだ。

サラダのスパゲティは
皿に残ったソースを
からめとるのだ。

やはり旨い。

だがしかし
マックのハンバーグはこんなに薄く小ぶりだったか?
ちょっと食べたりない気分だ。

ひっきりなしに地元の人たちが店を、出入りする。繁盛しているのだ。


「ジャンボ、ハンバーグとミックス」


と奥の席で塾の帰りだろう子供の
向かいに座ったお母さんが言った。


な、ジャンボ?ハンバーグ?

メニュー表にはなかったぞ。
裏メニューとは。


満足は、お預けだ。


また、笹塚に来る楽しみができた。










最後までありがとうございます。

かつて下北沢にあった洋食屋マックは細い階段下の地下一階のお店でした。笹塚のマックは、半地下みたいなところにあって、そんなところも、親ゆずりなのかなと気がついたとき微笑んじゃいました。
また!涼