暮れ年に
誰も聞かれず
ささやいて
葉陰で
ひっそり
目をさます
染みる
寒さの
これからを
どこ吹く風と
またたいて
君らは
ひときわ
花ひらく
命のほむらを
あっさり落した
裸の木々たち
厚いみどりよ
葉の衣
めぐる月々
そのままに
君らを豊かにつつみこむ
明け年
膨らむ
梅つぼみ
きみらの花は
命を終える
忘れて
忘れず
桜が歌い
短い春を
心あらぬに
素通りすれば
夏ほとばしり
生き物たちの
隆盛に
まるい玉を
らんらんと
つけるだろう
だから
この冬
いとおしく
ちいさく
ささやく
君たちを
その暮れ時に
みとれよう
これは
去年のクリスマスくらいに
咲いていた枇杷の花
鮮やかな花ではないけれど
毎年なんとなく見ていて、
僕は好きなんだなと
思ったんですよね。
もう二月になりましたね。
ひそかに、ささやくように
この場所を続けたいと思います。
今日ここに来てくれて
ありがとうございます。涼


