「物語の主人公達」の絵画展ときいて
不思議の国のアリスや桃太郎や
なつかしい長靴下のピッピの、
新しく描かれた物語(ファンタジー)の主人公達を眺めていたところ
關さんは「三島由紀夫の潮騒」
そーきたか。
線は強いのだが、どことなく頼りない、二人の輪郭線。
男の差し出す手は、
つながれていたのか
あるいは離れたのか
二人の向こうむこうに、透かした海が広がっている
たゆうたう二人の蜃気楼に
横切るイバラは、赤い糸か
爆ぜる棘の炎みたいに繋いでいる
彼女はうつむき、顔をふせている。
天に薄紅色の高揚
早春の空のすがすがしさを
うつす水面のような画面全体。
額の下部に画を軽くえぐる
彫刻刀の引っ掻き傷が
キャンパスの下地の木材をあらわにしていて、
それが海の静かな荒波のようで
とても緊張的なのだ。
それにしても、なんと
やわらかな空色だろう
さざなみが聴こえてきそうだ。
若さと、情熱と、はかなさと、あやうさ。
なんで、三島由紀夫の潮騒だったかは、
關さんと、お会いしたときに聞いてみよう。
《Facebookから転載》
「物語の中の主人公たち2」
ギャラリー枝香庵(銀座)
2013.6.24~7.1まで
http://echo-ann.blogzine.jp/blog/
いつも
訪問ありがとうございますね。
少し写真を構成しなおして読みやすくみました。
(6/27)
絵を見る時、何を考え感じ見てるのだろう。そんな感じになっているといいな。涼





