わらしべの空 |  ◎涼のどぶろぐ◎←つながり日記←

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風景というか心象というか、
好きなページを開き、
ゆっくりたどって、味わうような
掌短編みたいな日記。


一本の
わらしべが
降ってきた


空から
ハラリと


風もない
アスファルトに
乾いて落ちてきた



急いで駅に向かう
足を止めて
その一本を拾いあげる

振り返ると人もなく
見上げれば鳥もなく

土埃の
軽い根っこを
朝日に照らせば



若い夫婦の
宿りの季節かと思う



北からの旅を
やっと終え

結ばれ肩寄せ
ひととき
ここで過ごすのだ

どこかの屋根の
軒やひさしのもと


清潔に乾いた
住まいを
編み込んでいること
だろう



口にくわえた
わらしべ
ひとつ


空をゆく


夏の訪れ
ツバメの巣












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相変わらずのマイペース更新です

みなさんのコメントに感謝してますよ。涼