キア(起亜自動車)が2013年3月のジュネーブモーターショーにおいて披露したコンセプトモデル "Provo Concept (プロボ コンセプト)" のデザインをベースとした新型Bセグメントクロスオーバーが2017年にもリリースされる計画であることが確認されたとキア オーストラリアの最高執行責任者(COO)Damien Meredith氏が明らかにした情報を基にオーストラリアの自動車メディア Motoring が報じている(※画像は2013 キア プロボ コンセプト)。

Motoringによると、Meredith氏はその取材に対し、キアの新型Bセグメントクロスオーバーに関してマツダ「CX-3」とホンダ「HR-V(日本名:ヴェゼル)」に対抗するモデルとして位置づけられることや地元の韓国で生産が行われることを明らかにしたという。

一方でレポートでは、2016年末ないしは2017年早期にデビューが見込まれる同社のサブコンパクトカー「リオ(韓国名:プライド)」の次世代モデルとメカニズムの多くを共有することになると言われている他、四輪駆動(前輪駆動(FWD)のみの設定になるとも)を組み合わせた最高出力100hp/120 hpを発揮する新開発の排気量1.0L 3気筒ターボエンジンが搭載される可能性があると報じられている。

なお、キアは今後、今回の新型Bセグメントクロスオーバーや次世代「リオ(韓国名:プライド)」に加え、Aセグメントモデル(日本の軽自動車に相当)の「ピカント(韓国名:モーニング)」の次世代モデル、更には後輪駆動のGTセダンとして新規に開発されている新型「スティンガー」の計4車種を順次投入していく予定。