日産は、今年4月のニューヨーク国際オートショーにおいてワールドプレミアした同社のスポーツクーペ 新型 "GT-R" のフェイスリフトモデル(日本国内仕様車)を神奈川県横浜市西区の日産グローバル本社ギャラリーにて先行披露した。(※ニューヨーク国際オートショーで披露された新型「GT-R」は北米仕様車)

『「深化」を続ける「NISSAN GT-R」は今回、2007年の発売以来最大規模となるエクステリアやインテリアのデザイン変更に加え、新技術の採用により更なるドライビングパフォーマンスの向上を実現しました。

エクステリアでは、フロントからリヤに至るまで大幅なデザインの変更を行いました。フロントでは日産ブランドのデザインシグネチャーであるVモーションを採用し、更に性能向上も実現しています。マットクローム仕上げを施し、最新のメッシュパターンを採用した新デザイングリルは、開口部の拡大により冷却性能を向上させながらも、空気抵抗を低減することで従来の空力性能の維持を可能にしました。また、グリルから流れる明快なキャラクターラインが特徴のエンジンフードは、剛性の向上により超高速域での変形を抑制しています。さらに、新形状のフロントスポイラーもレースカー直系の血統を感じさせるデザインであると同時に、高レベルのダウンフォースを維持しています。

サイドのデザインは「NISSAN GT-R」らしい流線型のフォルムはそのままに、さらに空気の流れを改善させるため、サイドシル前部を張り出させています。 リヤでは、トレードマークであるリング型テールランプを引き続き採用しながら、新形状サイドアウトレットなどリヤ廻りにも空気の流れを改善させるためのデザインを採用しました。また、新デザインのシルバーフィニッシュのリヤディフューザーを囲むバンパー下部と、ボディカラーを分けるラインは、リヤビューをよりワイドでアグレッシブに見せるために高い位置に変更しています。こうしたエクステリアの変更は、「NISSAN GT-R」をよりスポーティでシャープに見せるだけでなく、空気抵抗、ダウンフォース、冷却性能という3つの性能を高次元でバランスさせています。

インテリアにも大幅な改良を施しました。 インストルメントパネルには職人による精巧なステッチを施した高品質レザーを使用しています。コックピットには、安定感を演出する水平方向の流れを採用しつつも、メーターからセンターコンソールまでドライバーを包み込むようにレイアウトすることで、ドライバーオリエンテッドな空間を演出しています。ナビディスプレイは7インチから8インチに拡大し、操作性に優れた大型のアイコンを採用しました。また、カーボン製センターコンソール上にITコマンダーを配置することで、前方へ身を乗り出すことなくモニター操作を行うことが可能になりました。…』(日産より)


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