メルセデスベンツは、現在ドイツで開催中のフランクフルトモーターショー2015(IAA)【プレスデー:2015年9月15日~16日、トレードデー:9月17日~18日、一般公開日:9月19日~27日】において、同ショーの正式名称である「Internationale Automobil-Ausstellung(IAA)」に因んだ同社の新しいコンセプトモデル "Concept IAA (コンセプト IAA)" をワールドプレミアした。

次期「Sクラス」や次期「CLS」を含む次世代のラグジュアリーモデル全体をプレビューすると言われているこの「コンセプト IAA」は、8つの可動セグメントを備えたアクティブエアロダイナミクスによる空力抵抗ボディを特徴とするユニークな4ドアクーペスタイルのコンセプトモデルである。

「コンセプト IAA」は、速度が80km/hを超過すると、自動的に標準のデザインモードから空力モードに切り替わると共に、デザインモード時(通常時)の全長5,040mm × 全幅1,995 mm × 全高1,305mm、ホイールベース長2,975mmのボディサイズから空力モードに切り替わる時点でリアエンドのコンポーネントが延伸し、全長が+390mmも延長。その上で、フロントではフロントバンパーに備えられたフラップが外側に向かって+25mm、後方に向かって+200mm拡張し、フロントエンドとフロントホイールアーチ周りの空気の流れを改善する他、空気抵抗を軽減するためにフロントバンパー下部のフィンを格納するなどで、0.19という世界最高レベルの空気抵抗係数(Cd値)を実現。

また、他の車両あるいは他の情報源と通信ができるという自律ドライビングと "car-to-X communication" を可能にする多数のセンサーとモジュールが装備されていることやインテリア内にタッチベースの機能付きオペレーティングコンセプトが搭載されていることも最大のアイテムとなる。

パワートレインは、最高出力208bhpの排気量2.0L 4気筒ターボエンジンと80bhpの出力を持つ電気モーター、一回の充電で62km / 38マイル(空力モードでは66km / 41マイル)の航続距離を走行可能なバッテリーから構成されるトータル出力279ps(275hp)のプラグインハイブリッドドライブトレインを搭載。なお、そのエンジンは、最高速度250km/hで電子制御リミッターが作動することやCO2排出量がデザインモードで31g/km、空力モードで28g/kmであると発表されている。


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Source: Carscoops