スズキは、同社の新興国向け3列シート7人乗りコンパクトMPV "Ertiga (エルティガ)" のフェイスリフトモデルを今年8月20日からインドネシア・ジャカルタにおいて開催されるインドネシア国際モーターショー(GIIMS)2015での出品に先駆けてメディア向けに先行公開した。

2016年モデルとしてフェイスリフトするこの新型「エルティガ」だが、エクステリアの主な変更は、3スラットクロームグリルやラジエーターグリル、クロームアクセントが配されたフォグランプハウジング、前後バンパー、トランクリッドに備えられたテールライトリフレクターを繋ぐクロームバー、リアパーキングセンサーなどの新デザインの採用に留まる。一方インテリアでは、ダッシュボードやステアリングホイール、フロアカーペット、ギアシフトノブ、新色のハンドブレーキ、オーディオヘッドユニットシステムに加え、ファブリックシートや50:50分割式サードベンチシート、パワーフォールディング "ORVMs"、標準装備となったエアバッグの追加、運転席側のオートアップパワーウインドウ、セカンドシートのソケットコンソールボックスなどの様々なアップデートで質感の向上が図られた。

パワートレインは、これまでと同様に5速マニュアルトランスミッションないし4速オートマチックトランスミッションのいずれかが組み合わされる排気量1.4L 4気筒 "K-Series (K14B) VVT" エンジンを搭載。なお、+3psと僅かながら強力になった92psの最高出力と最大トルク130Nmを発揮するなど、一部メカニズムにも手が加えられている。

リリースは今年9月~10月頃になるようだ。