2018年モデルとしてフルモデルチェンジが見込まれる日産のスポーツクーペ "GT-R" の次世代モデルに、同社が2015年のル・マン24時間耐久レースとFIA 世界耐久選手権のLMP1-Hybridクラスに参戦するために開発したレーシングカー "GT-R LM NISMO" が搭載しているハイブリッドシステムをベースとしたエンジンを搭載する可能性が出てきたとドイツの自動車雑誌 "AutoBild" が報じている。(※画像は日産 コンセプト 2020 ビジョングランツーリスモ)

"GT-R LM NISMO" は電気モーターでサポートされている排気量3.0L V型6気筒ツインターボエンジンを備えたハイブリッドシステムを搭載している。そのシステムは "Tilton" 3プレート カーボンクラッチとニューマチックパドルシフトシステムを備える5速シーケンシャルトランスミッションによって動作しているという。

そのエンジンは最高出力1,250ps(919kW)前後であると言われているが、「GT-R」の次世代モデルでは基本的にハイブリッドシステムは同じであるものの、燃費性能を大幅に向上させるためにデチューンされるものとみられていることからその最高出力が700ps(515kW)程度になると予想されているようだ。

ちなみに今年初め、日産がハイブリッドシステムを次世代「GT-R」に搭載することが確認されたようだ(現時点では計画中であるとしている)。なお、ミッドマウントされたパワープラントの噂に関しては否定しているという。




Source: AutoBild