フォルクスワーゲングループに属するセアトは、現在スイスで開催中のジュネーブモーターショー2015【プレスデー:2015年3月3日~4日、一般公開日:3月5日~15日】において、クロスオーバーSUVタイプの新しいコンセプトモデル "20V20 Concept"(Vision 2020の意)をワールドプレミアすると共に、そのオフィシャル画像を公開した。

2016年にチェコ共和国にあるシュコダの工場で生産がスケジュールされているセアト初のクロスオーバーSUVの量産モデルをプレビューするこの「20V20 コンセプト」は、全長4,660mm、ホイールベース長2,790mm(地上高228mm)に設定されたボディサイズに、セアトの新しいデザイン言語を取り込んだフロントフェイシア、フルLEDヘッドランプ、20インチアロイホイールなどの採用や広い室内スペースを特色とする5人乗りミドルクロスオーバーSUVの新しいコンセプトモデルである。

パワートレインの完全な詳細は発表されなかったが、セアトによれば、フォルクスワーゲングループからの "TSI" ガソリンターボエンジンや "TDI" ターボディーゼルエンジン、プラグインハイブリッドドライブトレインへの対応が可能であり、それは電子制御式の4WDを組み合わせた "DSG" トランスミッションを備えているという。

なお、量産モデルに関しては、"MQB" プラットフォームを基盤としたシャシーが採用されるとのことだ。