フォードは、現在米国ミシガン州デトロイトで開催中のデトロイトモーターショー2015(北米国際自動車ショー)【プレスデー:2015年1月12日~13日、一般公開日:1月17日~25日】において、2015年モデルとしてフルモデルチェンジしたばかりの同社のピックアップトラック 新型「F-150」をベースにそのオフロード仕様として徹底開発した新型「F-150ラプター」をお披露目した。

2017年モデルとして2016年秋頃のリリースを予定するこの新型「F-150ラプター」は、フロントメッシュグリル内に装着された大きな "FORD" のレタリングロゴマークやシルバーのスキッドプレートを備えた頑丈なフロントバンパー、LEDヘッドライト、拡張されたフェンダーフレア、ユニークなテールゲート、エクスクルーシブなデュアルエキゾーストシステム、BFGoodrich製 "All-Terrain KO2" タイヤを履いた17インチのアロイホイールなど、標準モデルと差別化するための様々な新しいデザイン要素を多用したエクステリア、そして、パドルシフト付きのステアリングホイールやアフターマーケットアクセサリーのための補助コントロールパネルなどが追加装備されたインテリアを特徴とする "Ultimate High-Performance Off-road Pickup" である。

スペックに関しては発表されなかったが、現行ラプターが搭載していた最高出力411hp(306kW)と最大トルク587Nm(434lb-ft)の排気量6.2L V型8気筒ガソリン自然吸気エンジンよりも強力な排気量3.5L V型6気筒 "EcoBoost" ガソリンターボエンジンを搭載する。そのエンジンは、トルクオンデマンドトランスファーケースが備えられた新開発の10速オートマチックトランスミッションと全く新しい四輪駆動システムとで構成されているという。

また、"Normal"、"Street"、"Weather"、"Mud / Sand"、"Baja"、"Rock"を含む様々なモードを選択することが可能な "Terrain Management System" を装備。フォードによれば、選択された条件に合わせて、パワートレインやドライブライン、トラクションコントロールシステム、アンチロックブレーキ、"AdvanceTrac" スタビリティコントロールシステムのキャリブレーションが制御されるという。

なお、ベース車の新型「F-150」と同様、ボディにアルミニウム素材を使用しているため、車輌重量は現行モデルから約227kgも軽量化されているとのことだ。





























               Source: World Car Fans