義父の葬儀が済んで、夫の実家に帰って来て、皆んなでお茶を飲んだりしていました。
子ども達もまだ就学前で、元気よく遊びまわり、賑やかでした。
しばらくして義父の妹(夫からは叔母)が、お線香をあげに来ていました。その叔母が、お詣りした後にリビングで、義妹に何かを渡していました。
叔母が義父から預かっていた、パールのネックレスでした義父は娘が結婚した折に渡そうと、購入していたようです
私達は、リビングの横の部屋にいましたが、襖は開けっぱなしなので、会話はしっかり聞きとれる音量でした。
「わぁー、お父さんが…」と感動する義妹
「私に預けてたのよね」と説明する叔母
私が、◯子ちゃん、お義父さんに愛されていたんだなぁ、としみじみしかけていたら
「死んでからも、腹の立つ人だね。私には一度もそんなもの買ってくれたことなかったが」
と義母がひと言。
これまた、隣のリビングにもしっかり聞き取れ音量でした
私は軽くフリーズしましたが、へぇーぐらいにしか感じていませんでした。
この頃は義母に対しては特に、自分の本当の感情はしっかりフタして感じないようにしていたんだな、と今となっては納得してます。