8月20日ミャンマー・ヤンゴンのテンピュースタジアムで開催されるミャンマーラウェイ世界大会「2023 MLWC(Myanmar Lethwei World Champiomship)8」の前日計量が終了。第4試合ミャンマー vs.タイの国際戦にタイから参戦のアバター P.K.センチャイムエタイジム(タイ)のみ航空アクシデントにより計量に遅刻したが、全計量をクリアして明日の対戦に臨む。

 

 

 

 日本から参戦の渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)16日夜ミャンマーに到着して調整、19日午前の計量では-71.85kgでパス、体重表記では75㎏となっているので“落としすぎではないか?”と思うが、それはMLWCの体重カテゴリーが80kℊ 75㎏ 71㎏ 67㎏ 63.5㎏ 60㎏ 57㎏ 54㎏ 51kgとなっている為で、渡慶次 vs. トゥン・ミン・アウンの試合は75kg以下クラスでの契約体重73kgということになっているので、勝者は2023年MLWC-8 75㎏王者のベルトが贈呈される。

 対戦相手のトゥン・ミン・アウンは、-72.85kgで計量をパス。今大会メインのトゥン・トゥン・ミン兄弟の末弟で17歳、180㎝以上の長身でラウェイ重量級無敗の上昇選手である。渡慶次は、初対面後も「最初と印象(8月17日コメント)は変わらず、しっかり倒します!」と気合も入っている。

ヤンゴン市内にある大会ビルボード

会場のテンピューラウェイスタジアム


■ MYANMAR LETHWEI WORLD CHAMPIONSHIP 8/MLWC-8
日時:2023年8月20日 14:00開始(日本16:30)
会場:ミャンマー・ヤンゴン・テンピュースタジアム
ライブ配信: SkyNet Sports、日本でも視聴できるChannel 9での配信は今回ない予定

<メインイベント第6試合 ラウェイ 80㎏契約 3分5R>
トゥェィ・シット・ウインライン သွေးသစ်ဝင်းလိူင်-Thway Thit Win Hlaing
年齢:27歳 身長:170㎝
・2018年ゴールデンベルト71㎏ & 2016年67㎏王者
 vs.
トゥン・トゥン・ミン(ထွန်းထွန်းမင်း-Tun Tun Min club)ထွန်းထွန်းမင်း‐Tun Tun Min 
年齢:30歳 身長:178㎝
前ラウェイ無差別級王者
MLWC 2016年 & 2019年、2022年王者
2013年 SEA GAMES MUAY 70㎏金メダル
※ILFJ日本大会1勝、巌流島1敗

今年の1月29日判定有ラウェイTGL #3でトゥェィ・シット・ウインラインは、2度のダウンを奪い前ラウェイ王者トゥン・トゥン・ミンに判定勝。伝統ラウェイルール(判定なし、タイム有)での再戦は、ラウェイ王者と見做されるデーブ・レダック(カナダ)がラウェイ引退を表明しているので、今回の再戦は勝者MLWCベルト贈呈で、ラウェイ王者決定戦ともいえる。

計量ではトゥェィ・シット・ウインライン-72.50kg、トゥン・トゥン・ミン―77.20㎏、増量中といわれたトゥェィ・シット・ウインラインだが、思ったほどの増量はなかった。

<コーメイン第5試合 ラウェイ 75㎏契約 3分5R>
トゥン・ミン・アウン(ミャンマー/ထွန်းထွန်းမင်း-Tun Tun Min club)ထွန်းမင်းအောင်-Tun Min Aung
年齢:17歳 体重75㎏
戦績12戦9勝4分無敗※2023年1月9日大会時プロフィール
 vs.
渡慶次幸平(日本/クロスポイント吉祥寺)
年齢:35歳 身長:170㎝
ラウェイ 18戦8勝6分4敗 
MMA 17戦7勝10敗
キックボクシング 5戦2勝(2KO)3敗

渡慶次は、2018年12月18日『5th Air KBZ Grand Final Myanmar Championship』ミャンマー・ヤンゴン大会でトゥン・トゥン・ミン4兄弟、現在はタイでムエタイ参戦中のトゥン・ミン・ラットにKO勝して大会王者となっており、ミャンマーでは今年亡くなったトップクラスのトゥトゥ(2019年11月)、現在重量級上位のシュー・ヤーマンに連敗(2020年2月)しているが、その後日本のラウェイ戦では連勝、2021年10月6日『LETHWEI × UNBEATABLE』vs.レバナ・デオグラシャ(コンゴ民主共和国/BRAVE GYM)2RTKO勝以来のラウェイ戦となる。
渡慶次幸平オフィシャルサイト:https://tokeshi.bitfan.id/

計量後のフェイスオフ

<第4試合 ラウェイ 71㎏契約 3分5R>
チョー・シャー・ウィン(M2K)ကျော်စွာဝင်း-Kyaw Swar Win
年齢:21歳 身長173㎝
戦績38戦無敗
・2016年地区大会金メダル(48㎏)
vs.
アバター P.K.センチャイムエタイジム(タイ)อวตาร พี.เค.แสนชัยมวยไทยยิม-Avatar PK Saenchai Gym
年齢:29歳 身長170㎝
・WPMF世界ミドル級王者
・WPMF世界スーパー・ウェルター級王者
・TOP KING世界 -70kg王者 
他10個以上のベルト獲得
ラウェイ2戦2分
ONE CHAMPIONSHIP 2勝2敗
※日本での戦績K-1 1敗(2020年03月22日「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」)

 無敗の上昇選手チョー・シャー・ウィンは、体重をアップしてラウェイ70㎏クラストップのソー・リン・ウーとの対戦が予定されていたが、ソー・リン・ウー負傷の為、ラウェイ、K-1にも参戦しており最近はONEでオープンフィンガーグローブムエタイに参戦しているアバター P.K.センチャイムエタイジム(タイ)と対戦する。

<第3試合 ラウェイ 63.5㎏ 3分5R>
セイン・ロンチョー (Aung Naing Thu)စိန်လုံးချော-Sein Lone Chaw
・2017年ゴールデンベルト60㎏金メダル
 vs.
モー・テット・アウン မိုးထက်အောင်-Moe Htet Aung

<第2試合 ラウェイ 65㎏ 3分5R>
ハンターワディ(Lethwei Warrior)ဟံသာဝတီ ―Hantharwaddy
・2017ゴールデンベルト60㎏ベスト4
・ILFJ日本大会1分(vs.真虎斗a.k.aBASTAと引分)
 vs.
シッ・トォ စီတိုး-Si Toe

<第1試合 ラウェイ 54㎏ 3分5R>
ティン・チョウ တိုင်းကျေ-Tine Kyaw
 vs.
ウー・タウ・ドォ ဝူသောဒို-Wu Thaw Do

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