月組「Eternal Voice 消え残る想い」の感想。
れいこちゃんとうみちゃんの退団公演で、
演出はハリ―です。
評判を聞いていると、賛否両論?のようですが、
わたしはすっごく面白かったです!!!
登場人物が魅力的で、色々な人に役があって、月組生がワサワサ出てきて、たくさん活躍して、
みんなが細かいところまで良い芝居してて、クスッと笑えて。
すっごく面白いんですけど!!!!!?
とハマりました。
「否」の理由は「分かりにくい」が多いようですが、ストーリーを深く追わない人間なのでノープロブレムです。
れいこちゃんのユリウスは、一見寡黙だけれど、
心の奥には熱い情熱を持っている人。
うみちゃん演じるアデーラを本気で守れる人。
何ともれいこちゃんにピッタリの役。
(「アンティークハンターという肩書には「タカヤ…」と思ったり。あれはトレジャーハンターか。)
フォザリンゲイの丘のれいこちゃんユリウスの自然体な感じがいいんですよね。
リラックスした表情で、伸びをしながら、
銀橋を渡るれいこユリウス。
リアルれいこちゃんの朝の散歩に、
遭遇したようなラッキー感です。
(武庫川を歩くれいこちゃんに遠くから発見しちゃった、きゃっ!、みたいな)
(朝、武庫川散歩されてるか知らないけど)
ユリウスは、うみちゃんアデーラに向ける優しさもいいんですよね。
やっぱりれいこちゃんは包容力じゃないですか。
倒れたうみちゃんを、慌てず冷静に見守ることで介抱ふるれいこユリウス。素晴らしいわ。
(こういうとき主人公というのは、「誰か!助けてくれ!」と大声で叫ぶものなのに。)
「医者呼ぼうか」by妃純凛ちゃん、に、「意味がない」と断れるところ、冷静過ぎて、まさにれいこちゃんって感じがする。
あと、れいこユリウスが一般家庭で暮らしていて、
りんきら(&やす)おじを、
普通に「おじさん」と呼びかけてるのが、
細かななツボ。
(私のなかで、れいこちゃんは「父上、母上、おじさま、おばさま」と呼ぶイメージ)
うみちゃんアデーラも、うみちゃんらしい役。
ちゃんと自分の足で立って、自分で考えて生きてるんだよね。
(アデーラは理由があるからだけど)人との間に壁を作ってるところとか、悩みは自分で解決しようとしちゃうところとか。
インタビューから伝わる「下級生の頃は組の中でも喋れなかった」といううみちゃんを感じるなぁと思います。
そんなアデーラが、れいこユリウスを信頼していく過程が、れこうみの歩み、と感じられます。